葉山さんの話によれば、なんと、乳幼児期のSさんのお世話はすべてSさんの兄がしていたとのこと。
おまけにSさんの母は、子どもたちもいる前で、ホステスとして他のお父さんに名刺を配っていたことも判明。
「今そのころに戻れたとしても、児童相談所に通報していいものか、きっとまた迷う」と、葉山さんは振り返ります。
しかし、いくら複雑な家庭環境だからといって、ケイくんを傷つけていい理由にはなりません。葉山さんのおかげでSさんの家庭事情を把握することができたふくこさんは……。
子を守れるのは親だからね!
とにかく目下の恐怖は、Sさんの兄が、ふくこさんの家のすぐ前にある靴屋でアルバイトをしていたということ。
もし、ケイくんの様子を監視するためだったとしたら、恐怖でしかありません。ふくこさんは不安でいっぱいになります。
このエピソードについて、SNSのコメント欄でも、
「近くに居る可能性があり、先生も親も目が届かないところで何かされたらと思ったら恐怖です」
「現実にあったことなのが恐ろしいです。自分の子どもが被害者にも加害者にもなる可能性があるとして、そのときどう対応するべきなのか悩んでしまいますね」
「すごく怖いですね。向こうが自分の妹、娘が一番正しいという姿勢で来るなら、こちらも気兼ねなく息子さんを一番に考えて良いと思います!」
と、Sさんの兄の行動が非常に怖いという意見がたくさんありました。
子どものことを守れるのは親。しかし、よく知らない家族を相手にするには、親だけでは対応しきれない場合も。
そんなときは、家庭内だけで抱え込まずに、ふくこさんのように信頼できる周りの人を頼りながら、慎重に対応していくことが大切です。