娘の不思議なお話を聞いて、娘が改めて生まれてきたことに感謝の気持ちでいっぱいになったゆる子さん。しかし一方で、とんでもないイヤイヤ期にも悩まされていました。
ゆる子さんは保育士さんの勧めで発達相談へ行きます。その結果、特に娘の発達で心配な点はないとのこと。ゆる子さんがほっと一安心したその帰り道……。
娘だけに見えているもの
ゆる子さんは娘にいつも通る道がなぜイヤなのか聞いてみることに。すると……。
「白い服の女のひと……、こっちにおいでおいでしてくる」
もちろん、ゆる子さんに白い服の女の人は見えません。それだけではなく……。
「おじいさんが窓から見てる!」
娘は、家のお風呂場の窓からおじいさんがこちらを見ていると言うのです。恐怖を感じたゆる子さんは夫に相談しますが、夫は娘が見たものはきっと何かの勘違いだろうと言います。
それからというもの、娘には何かが見えているのか、病院やスーパー、公園などにも行きたがらなくなってしまいました。
ゆる子さんは自分だけではこの不安を抱えきれなくなり、保育士さんに相談しようと考えました。
◇ ◇ ◇
お風呂の窓から、おじいさんがこちらを見ていると言われたらとても怖いですよね。わが子の言葉は信じたいけれど、見えないものを信じるのはとても難しいでしょうし、次々と娘さんに行けないところが出てきてしまっては、ゆる子さんは心配になってしまいますよね。
子育て中は、自分たち家族の力だけではどうしようもできず、悩む場面がたくさん出てくると思います。そんなときは家族だけでなく、保育園の先生などに不安を打ち明けてみるのもよいかもしれませんね。