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「どうして被害者だけ…」初めて教育センターに電話。相談員の提案に、母は違和感を覚え… #三男が学校で初めて泣いた日 19

「三男が学校で初めて泣いた日」第19話。安田ふくこさんの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、同じクラスの女子・Sさんの兄に、「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と身に覚えのないことで謝罪を求められ、泣かされてしまいました。実はクラスの女子・Aさんが、ケイくんの発言を歪曲してSさんに伝えたことで誤解が生じていたのですが、その事実を担任の先生がSさんの母に説明しても、聞く耳を持ってもらえなかったそう。

ふくこさんが、Sさん家族のことを知るママたちに話を聞くと、Sさんの兄がふくこさんの家の前の靴屋でアルバイトをしていたこと、乳幼児だったころのSさんのお世話はすべて、当時11歳のSさんの兄がしていたことが分かりました。
Sさんの兄がケイくんの様子を監視するために靴屋でバイトをしていたとしたら……。不安でいっぱいになったふくこさんが夫に報告すると、夫はすぐに靴屋を見てくると言って出かけていきました。

夫は靴屋の店長さんに話を聞くことができましが、Sさんの兄はすでにバイトを辞めていることが判明。

 

「外で品出しばかりしていたのですが、安田さんの家を見ていたのかもしれません」と言う店長さん。また、「警察に言ったほうがいい」と忠告した上で、もしまたSさんの兄や母が店に訪れることがあれば、教えてくれるとのことでした。

 

一方ふくこさんは、ある場所に電話しようと考えていました……。
 

どうしていつも被害を受けた側だけが…

#三男が学校で初めて泣いた日 19

 

#三男が学校で初めて泣いた日 19

 

#三男が学校で初めて泣いた日 19

 

 

#三男が学校で初めて泣いた日 19

 

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#三男が学校で初めて泣いた日 19

 

#三男が学校で初めて泣いた日 19

 

 

ふくこさんは、教育センターに電話相談することに。


これまでの事情を説明して、ケイくんに夜驚の症状があるということを伝えると、カウンセリングをすすめられました。

 

しかし、ふくこさんは、


「どうして被害を受けた側だけがカウンセリングをすすめられるのか」
 

「カウンセリングが本当に必要なのは、S家の人たちではないのか」
 

と心がざわついてしまうのでした。

 

 

SNSのコメント欄には、
 

「その通りだと思います。被害にあった側がカウンセリングを受ける流れに、私も違和感ありです!」
 

「被害側の心のケアはもちろん大切ですが、元を絶たないと、また別の人が被害に遭うかもしれないのに……」
 

「問題を抱えているのは加害者なのに、なぜ被害者だけがいろいろしなくちゃいけないのでしょうね」
 

など、ふくこさんの違和感に賛同する人の声が集まりました。

 

傷ついた被害者の心のケアはもちろん必要ですが、根本的な解決のためには、加害者側の心の闇に目を向けることが重要なのかもしれません。

 

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      本当にそうなんですよね…イジメも被害者側が引越したり辛い思いをする。海外では、イジメてる子を病院へ行かせるんですけどね。日本はまだまだですね。
      +22 -1

    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーター安田ふくこ

    2007年生まれのハル、2011年生まれのツトム、2014年生まれのケイ、男の子3人の育児に奮闘中の母。Instagramやブログで、三兄弟との日常を中心に家族のことを描いています。

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