会社員として働く30歳のパニ子は、圭吾と結婚して3年目。最近圭吾は頻繁に実家に泊まり、帰ってきても不機嫌という日が続いています。
不妊の責任を妻に押し付け、離婚を迫る夫
パニ子は義母ともうまくいかず、仲良くしようとしても仲間外れにされてしまう始末。義父が亡くなってからますます風当たりは強まり、次第に圭吾も遠ざかっていきました。
ある日突然、圭吾から「離婚してくれ」と離婚届を渡されました。驚いたパニ子が理由を尋ねると「お前いつになったら子どもできんの?」と。2人は2年前から妊活を始め、パニ子は「健康で不妊の要素もないから、夫に問題がある可能性が高い」と医者から告げられていたものの、圭吾は病院に一緒に来てくれたことすらありません。
圭吾は「不妊の理由は女にある」と義母から聞いたと言い張り、パニ子を責め立て続けます。そしてついに家を出て行ってしまいました。
鬼のような義母に迫られ、離婚成立
それから1週間、圭吾とは連絡が取れず、義実家を訪ねるも出てきてくれない日々が続きました。そんなある日、会社で義母が大声を上げてパニ子を探しているところに遭遇。
義母は「早く離婚届を出してきなぁ! この出来損ないの不妊嫁が!」と鬼のような形相で迫ってきました。呆れたパニ子はすでにサイン済みの離婚届を義母に渡し、疲れ果ててその場に座り込んでしまったのです。
そのとき、取引先の智也が声をかけてくれ、休憩室まで連れて行ってくれました。智也は今の出来事を目撃したにもかかわらず、何も聞かずにただ優しく接してくれました。その後、圭吾との離婚は正式に成立。
2年後、元夫に再会!反撃へ
あれからパニ子と智也は飲み友達から恋人、そして夫婦になりました。ある日、夜景の見えるレストランでデートをしていると、圭吾と再婚相手・真紀に遭遇したのです。「なんか太った? お前は不妊だし、再婚なんて無理だなw」とパニ子のことをバカにする発言を始めました。
そこに智也が登場。あまりのイケメンに驚く2人に「このおなか、俺の子ですけど?」と、智也がパニ子の妊娠を告げました。さらにパニ子は圭吾に「不妊はあんたの方って事じゃないのかな~?」と追い打ちをかけました。
しかし、真紀も妊娠しています。そこで、「DNA鑑定してみたほうがいいんじゃない?」と2人にアドバイス。顔面蒼白の圭吾と真紀は、レストランから出ていきました。
自分勝手なサイテー親子の結末
しばらく経ったある日、パニ子に智也の母からの電話が。圭吾が不妊だったこと、真紀のおなかの子の父親は他の男だったことが発覚。さらに真紀が圭吾名義で多額の借金を作り、離婚しないと言っているといいます。義母は泣きながら、真紀に騙されたと助けを求めてきましたが自業自得です。
一方、パニ子と智也は幸せ真っ只中。これから家族3人で暖かい家庭を築いていく予定です。
-
「すぐにげて!」ファミレスで女の子から渡された謎のハンカチ。書かれていた言葉の真意とは?
-
「Fラン大卒とか恥」合コンで学歴マウントを取る勘違い女⇒男性陣が経歴を伝えた結果…
-
「30歳で独身なんて欠陥品」同窓会で馬鹿にする同級生⇒尻尾を巻いて逃げ出したワケは?