初めてタンポンを買ってみた!
当時、小学5年生だった私。水泳の授業が大好きで、学校で急に生理が始まっても問題なく水泳の授業が受けられるよう、タンポンを買うことにしました。地元のスーパーに行き、学校で持っていくことを考え、持ち運びやすいコンパクトタイプのタンポンを購入。
タンポンを購入したのは生理2日目です。経血量が多い日は挿入しやすいと聞いていたので、その日はタンポンに初挑戦するにはぴったりの状況。慣れていないまま挿入しようとしてもきっと経血が垂れてしまうと思い、トイレではなくお風呂場で挑戦することにしました。
すぐ入るかと思いきや…
箱や説明書を見る限り、「簡単に挿入できそう」というのがタンポンの第一印象でした。
しかし、いざ挿入しようとしたときに大きな問題が発生。タンポンをどこに入れたらいいのかがわからないのです。当時、まだ小学5年生だった私は性の知識が乏しく、腟がどこにあるのかも知りません。もちろん、腟の中に物を入れることも初めてで、途方に暮れてしまいました。
気がつけば手が血だらけに!
タンポンを挿入しようと試みてから数分が経過。しかし、なかなかうまく入れられません。早く入れないと時間ばかり経過してしまうと焦りつつも、腟に初めて異物を入れる怖さもあって、私は踏ん切りがつかずにいました。
しばらくしてふと手元を見ると、指先が血まみれになっています。その様子を見てさらに焦りが生まれ、私は軽いパニックに陥ってしまいました。このまま続けても具合が悪くなりそうだったので、その後、一旦タンポンの挿入はあきらめ、説明書や動画を見てから挑戦することに。
結果、腟の場所や構造を把握してから再トライしたことで、ようやくタンポンの挿入に成功しました。
今振り返ると、当時の私は性や生理に関する知識があまりにも乏しかったです。そんな中、水泳の授業の参加やナプキンのゴワゴワ解消のためにタンポンを使おうとしていたと思うと、チャレンジャーだったなと思います。もう少し成長してからタンポンを使ってもよかったかなと感じています。
※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
著者/沖田彩花
作画/モリナガアメ
監修/助産師 松田玲子
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