「夫がモラハラで、自由に使えるお金がほとんどない」というさゆりさんのために、「これからは私の家でランチをしよう」と提案したかなこさん。翌週、さゆりさんを家に招くため、準備万端でリトミックの日を迎えました。
しかし教室に入ると、ブランドもののバッグを見せびらかしながら「姑にプレゼントしてもらったの♡ 会社を何個も経営してて、しょっちゅうプレゼントくれるんだよね〜」と自慢げに話す、さゆりさんの姿が……。
「えっ、大地主なんじゃないの? なんか……おかしくない?」先週、カフェで聞いた話とつじつまが合わず、不信感を抱いたかなこさん。レッスンが終わり、さゆりさんと家に向かう途中、思い切って疑問に思ったことをさゆりさんに質問してみると……。
ママ友の返答に落胆…
「お義母さんと仲良くできてるの? さっき教室で、義実家は会社経営してるって言ってたけど、こないだは大地主だって言ってなかった……?」
「え……」
ムッとするような表情を見せるさゆりさん。
「聞いちゃった、気まずい……」
微かに流れる険悪な雰囲気に、かなこさんは気まずさを感じていました。
「かなちゃん。義実家は会社も経営してるし、大地主なんだよ」
「仲良くってこのバッグのこと? これはただの賄賂だよ」
さゆりさんの説明では、義母はさゆりさんを手なずけて娘を奪う魂胆だと言うのです。
「私はお金ないからさ、もらえるものはもらってるだけ」
「あ……そう……だったんだ……」
バツの悪さから、たどたどしい返事をするかなこさん。
「かなちゃん……私がウソついてるって思った?」
さゆりさんの問いに焦るかなこさんに、「いいよいいよ、私もややこしい言い方しちゃったし」とさゆりさんは笑顔を見せます。
「私は人を疑って、なんて情けないんだろう……。恥ずかしい……」
かなこさんはひどく落ち込んでしまうのでした。
「ブランドバッグは娘を奪うための賄賂」という真実を聞き、さゆりさんを疑ってしまった自分を責めるかなこさん。義母との関係を心配していたさなか、「義母からのプレゼント〜♡」と、バッグを自慢する様子を見てしまったら、疑問に感じるのはしょうがないようにも思います。皆さんはママ友に対して、疑念を抱いてしまった出来事はありますか?