生涯独身を覚悟していたとき…
当時、38歳でアラフォーの私には結婚願望なんて微塵もなく、むしろ生涯独身を貫こうと、先を見据えて高齢者向け施設の入居費用を貯めていました。そんなときに仲良くなったのが、会社の同僚の男性です。
彼は同僚といってもチームが違うため、直接関わったことはありません。しかも彼は金髪&服装がカラフルで見た目がとてもチャラく、私にとっては言葉も交わしたくないほど嫌いなタイプ。これまでに社内で彼を見たことは何度かあったのですが、関わりを徹底的に避けていました。
それなのに、他部署を交えた会社の飲み会で、彼と隣の席になってしまったのです!
チャラそうに見えた彼。実際に言葉を交わしたら
隣に座っているのに無視するわけにもいかず、彼と初めて話してみると、意外にも彼は自分をしっかり持っている人だとわかりました。
会社が抱える問題の解決策、チームが目指すべき方向性、会社の将来的な展望。彼は会社や仕事に対する考えをしっかり持っていて、それを自らの言葉で言語化することができ、とても好感が持てたのです。そして、年下だと思っていたのにまさかの年上でビックリ! この日をきっかけに私たちは仲良くなっていき、2人きりで遊ぶようになり、2カ月後にお付き合いが始まりました。
私たちの仲が急接近したのは彼の急病がきっかけです。私は高熱が出たと言う彼の家に泊まり、何日か看病をしました。しかし、一向によくなる気配はなく……。「寝ていれば治るよ」と言う彼を説得して、大きな病院へ連れて行くと、検査の結果、彼が肺炎を患っていることが判明したのです!
それから数日後、彼から「話がある」と切り出されました。突然のことだったので別れ話を想像していたら、まさかのプロポーズ! 私が真剣に彼の体を心配し、一生懸命看病したことが、彼の心に刺さったようです。年齢のこともあって悩みましたが、母にも相談してプロポーズを受けることにし、令和婚に至りました!
アラフォーの私が結婚した相手は、意外なことにも第一印象が最悪の男性でした。まさか彼が人生の伴侶になるとは予想もしていませんでしたが、生涯独身を覚悟していたのに、今ではかわいい娘のママになることができ、彼と夫婦になる選択をしてよかったと感じています。
高齢出産ということもあって、娘が産まれてくるまでは不安だらけでしたが、夫と娘、そして犬2匹と、大所帯で幸せに暮らしています!
著者:ボニベラ/主婦
イラスト:アゲちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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