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義父に娘の誕生日ケーキの変更をお願いしたらいきなり激怒! 自分の思いや価値観を押し付けてきて

娘の誕生日のたびに訪問があった義父母。毎回、誕生日ケーキは娘の希望でチョコレートクリームのケーキでした。6歳差で生まれた息子が1歳を過ぎた年に、一緒に食べられるようにと白い生クリームのケーキに変更をお願いしたところ、「なぜ変更するのだ!」と、いきなり怒りだした義父。81歳にもなっても融通が利かず、自分の思う通りに周りが動かないとすねてしまう子どものような義父とのエピソードをご紹介します。

 

自分の常識を押し付けてくる義父

義父に娘の誕生日ケーキの変更をお願いしたらいきなり激怒!自分の思いや価値観を押し付けてきて

 

 

義父に娘の誕生日ケーキの変更をお願いしたらいきなり激怒!自分の思いや価値観を押し付けてきて

 

 

ケーキの変更をお願いしたら義父が激怒!

現在、高2になる娘が小6までは、誕生日のたびに義父母の訪問がありました。その手土産として、毎回、誕生日ケーキを持ってきてくれていたのです。幼稚園児だった娘はチョコレートクリームのケーキに目覚め、ある年、義父におねだりをしました。「今度の誕生日はチョコレートクリームのケーキが良いな!」と。

 

義父はかわいい孫からリクエストされたのが余程うれしかったのか、それ以来ずっと、チョコレートクリームのケーキを持ってくるのが恒例行事となっていたのです。その後、娘と6歳差で息子が生まれ、息子が1歳を過ぎたころ。さすがにチョコレートクリームは食べさせられないので、理由を説明し、白い生クリームのケーキでと依頼したところ、突然、義父が怒りだしたのです。

 

まだ娘の誕生日まで1カ月以上も時間があったにもかかわらず、「もう予約したから変更は無理だ! いきなり変更するなんて非常識だ」と。娘も月日がたって好みが変わり、もうチョコレートクリームにこだわりはないことを話しても無駄でした。

 

その翌年からお土産のケーキがなくなったことは言うまでもありません。完全にへそを曲げられてしまったのです。

 

昼飯くらいは用意しておくのが常識?

またある年、義父母の訪問予定がありました。当日の朝になって、夫が慌てて、「寿司を買ってくる」と言い残して出ていったのです。

 

義父母の訪問はいつも13時過ぎ。夫から、義両親は途中でお昼を食べてくるから用意は必要ないと言われていたので、それまで、ちょっとしたおやつと紅茶の準備しかしていませんでした。帰宅した夫に尋ねてみると、義父からチクリと言われたようなのです。

 

客人の訪問があるときは、昼飯くらい用意しておくのが常識だと。さすがにそう言われてしまったら、買ってきたお寿司だけ出すわけにもいかないと思い、汁物とちょっとした煮物の副菜を作りました。結局、77歳になる超小食の義母はほとんど手をつけてくれず、常識だと言っていた義父も大して食べてくれず、ただただお寿司もその他に作ったものもかなり余ってしまったのです。

 

その無駄としか思えない昼食準備は、しばらく続いたものの、時とともに量が減り、手作り料理もなくなり、自然消滅していきました。

 

 

質問には即座に答えろ!

パソコンや携帯電話といった電子機器に弱い義父の連絡手段は、いまだにほぼ電話のみです。逆に娘や息子世代は、生まれたときから電子機器に囲まれ、当たり前のように使いこなしているので、電話が苦手です。

 

この世代間ギャップがあつれきを生んでしまいました。何かと自宅の固定電話にかけてくる義父。嫁である私は電話交換手なので、義父の要求する夫や子どもたちに電話を回すだけなのですが、電話を渡された子どもたちは逃げ惑うのです。電話は声が聞き取りにくいから嫌いだと。

 

特に、息子は不意打ちに質問され、即答を求められるということが苦手なタイプなので、義父の矢継ぎ早の質問にもじもじしていることがありました。

 

息子が小3のとき、義父から欲しい本はあるかと質問され、例のごとく口ごもっていると、なぜか、まったく興味のない歴史本が好きだと勘違いされ、歴史関連の本が届いたのです。そして、数日後、自分が送った本の感想が聞きたくて、義父から息子宛てに電話がありました。

 

まだ、読んでいない息子は、またまた言葉に詰まってしまったのです。その様子に、義父は切れ、もう二度と本は送らないとご立腹でした。

 

まとめ

どのエピソードのときも、若かった私は義父に怒りを感じていました。なぜ、常識という言葉のもと、自分の思いや価値観だけを押し付けてくるのかと。

 

私自身40代後半になり、義父の生まれ育った環境や、学生時代、仕事人間として過ごしてきた時間、その長き人生で培われた常識というものがあるのだと理解できるようになりました。

 

時代は変わり、常識も変わりましたが、まだまだかつての常識の中で生きている人たちも大勢います。子ども世代には理解できなくても、ギリギリその常識を理解できる私たちが架け橋になるしかないのかなと。古い考えだからと切り捨てるのではなく、背景を知り、理解し、思いやることも大切だと思いました。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

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著者:竹みか

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