低用量ピルを服用することに
大学生のころから生理症状が悪化したように感じた私。仕事やプライベートでも支障をきたすことが増えてきました。そこで婦人科を受診したところ、PMS(月経前症候群)と月経困難症であると診断され、低用量ピルを服用して、症状の軽減を図ることになりました。
実際に低用量ピルを毎日飲み続けたところ、3カ月経つころには徐々に生理痛が緩和されてきました。一方で経血の量やPMS、腰の重さ・痛みなどは特に改善が見られず……。
ある程度の改善は感じられるものの、私の場合は「効きとしてはイマイチ」だと感じていました。
同系統で別の種類の薬に変更
そんな状況を医師に相談しました。すると、同じ系統の薬で最長120日間生理がこなくなる薬があり、そちらに変更すれば少なくとも生理で苦痛を感じる回数を減らせるため、その薬を試してみるのはどうかと提案を受けたのです。
私としても、生理の回数を少なくすることで負担を減らせる可能性があるなら、その薬を試してみたい気持ちがあったため、薬を変えてみることにしました。
初めて薬を飲んだとき、副作用が…
私は初めて低用量ピルを飲んだとき、副作用が起こりました。5日連続で嘔吐してしまったのです。しばらくすると、その症状は落ち着きました。
種類は変わるものの、今回も同じ低用量ピル。一度服用しているし、きっと最初に飲み始めたときのような副作用はもう起こらないだろうと、副作用のことは特に心配せず、薬を切り替えました。
しかし、新しく切り替えた低用量ピルを初めて飲んだ次の日、初めて低用量ピルを飲んだときと同じように朝起きて気分が悪くなり、嘔吐してしまったのです。もちろん、医師からは副作用があるかもしれないという話は受けていました。しかし、私は「今度は大丈夫だろう」と謎の思いがあったのです。
薬を変えるときはどのようなものであれ、しっかり副作用への備えをしなければならないと学んだ出来事です。副作用はしばらくすると落ち着き、切り替えた薬自体は私に合っていたようで、1カ月程度服用を続けると、一番の悩みであったPMSが落ち着いて、精神状態も安定するようになりました。
※この記事は実話に基づいた体験談であり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/百田
監修/助産師 松田玲子
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