無類の子ども好き
1つ目は子どもが大好きなところです。中学生のときの職場体験で保育園に行ったことをきっかけで、子どものかわいさに気づいたのだとか。休日はいつも息子たちと全力で、童心に帰って楽しそうに遊んでくれます。
そして夫が特に好きなのはむちむちの赤ちゃんで、最近は私の弟の娘である、自分とは血のつながっていない姪のことも溺愛。写真共有アプリのメンバーになるのはさすがに遠慮していますが、私が「今日の◯◯ちゃんの写真見る?」と聞くと、喜んでやってきます。
そして一緒に姪の成長を見るにつけ「長男と次男のときはこうだったよね〜」と、息子たちの写真や動画を見返したり、思い出話をしたりして懐かしんでいます。
そのときの夫からは子どもが本当に好きだという思いが伝わってきて、私はうれしくなるのです。
ユーモアはあるけれど…
2つ目はユーモアがあるところです。たとえば私の祖母の家に行ったときに「また来てね」と言われ、夫は携帯など持ったこともない高齢の祖母に「はい! またメールしますね!」とさわやかに返答。
また、祖母が「こんなにいい人と巡り会えて本当によかったね〜◯◯(私)」と夫を褒めたたえると「はい! 僕もお孫さんと結婚できて心から幸せです!」と、姿勢を正してわざとらしく言うのです。私に対しては「お前、本当によかったよな〜こんなにいい旦那を引き当てて。まずイケメンでしょ? 話題は豊富でしょ?」などと煽ってきます(笑)。
このように夫はまるで息を吐くように冗談を言い、その場を和ませてくれるのです。中でも私がすごいと思うのは、人を傷つけるような冗談は絶対に言わないことです。そして、冗談で自慢することはあっても本気で自慢することは一切なく、褒めるとものすごく恐縮するという、謙虚さとユーモアのバランスがとれているところも、尊敬ポイントの一つです。
私の一番の理解者
3つ目は、迷っている私の背中を押してくれたり、反対に一旦立ち止まって冷静に判断するよう導いてくれたりするところです。
たとえば、私は服装や髪型をあまり変えたがらないタイプなのですが、たまに新しいものを取り入れてみようかと迷っているときには「いーじゃんいーじゃん! たまには殻を破ってみろよ」と、若干上から目線ながらも、ユーモアを取り入れながら後押しをしてくれます。
逆に、よくキャパオーバーになって心身の体調を崩しがちな私が、新しいことに挑戦しようか迷っているときには「無理しないほうがいいんじゃない? またいいタイミングがくるって」と、冷静に引き止めてくれるのです。
こんなふうに私が自分のなかで何となく答えはわかっているけれど、そうする自信がないときに、夫の言葉が私を正しい方向へ導いてくれている気がするのです。
子どもたちに心からの愛情を注ぎ、ユーモアと謙虚さを兼ね備え、私の一番の理解者である夫。息子たちもそんな夫の背中を見て育ってくれたらなと思っています。
著者/今岡めい
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