育児に一切無関心な夫
夫はびっくりするくらい育児に無関心。
仕事がある平日はさておき、休日であっても「休みの日は休むもんなんだよ」と、ゴロゴロしたり、ひとりで出かけてしまったりするのです。
幼稚園のお友だちは、休日になるとパパと2人で公園へ行ったり、家族で遊園地へ遊びに行ったりしているのに……。
さみしそうな娘。このままで良いわけがありません。
「娘は私ひとりの子どもじゃないんだよ? もっと関心を持ってよ!」
と夫に訴えかけます。
ところが夫は、
「は? お前、専業主婦だろ? 家のことを専門にするから専業主婦なんだよ!」
と、まったく取り合ってくれません。
突然訪れた夫の変化
私が諦めかけていたころ、突然夫が娘を遊園地に誘います。娘は大喜び!
「遊園地で幼稚園のお友だちに会ったんだよ! 一緒に遊んだの!」
遊園地から帰ってきてからも、思い出しては遊園地での出来事を話す娘。楽しそうで何よりだと私は思うのでした。
よほど遊園地が楽しかったのか、翌週も翌々週も遊園地に出かける夫と娘。
最初は夫の変化をうれしく思っていたものの、ここまで続くと何かがおかしいと感じてしまいます。
恒例となった遊園地から帰宅した娘に、いつものように声を掛けた私。
「今日も楽しかった?」
しかし娘は渋い顔。
「あのね、またAくんとAくんママに会ったの。毎週毎週一緒で飽きちゃった! 今度はママも一緒に行こう♪」
お互い毎週遊園地に行くなんてあり得るのでしょうか……。
怪しく思った私は、娘に誘われたこともあり、翌週の遊園地について行くことにしました。もちろん、コッソリと!
予想的中!遊園地に現れたのは……
そして翌週。夫は相変わらずのウキウキ顔!
私はこっそりあとをつけます。
すると予想通り! 偶然を装ったAくんとAくんママにばったり!
「今日も会ったわね!」
Aくんママは、しらじらしく挨拶を交わします。
コッソリ見守る私。
すると夫とAくんママは、子どもたちを遊具のあるコーナーに置いて、どこかに行ってしまいます。
私はびっくり! 遊園地の係員に事情を話し、子どもたちを預けてあとを追います。
なんと夫たちは、手を繋いで遊園地デートを楽しんでいたのです。
私に見られているとは想像もしていない2人は、おぞましいほどのイチャイチャシーンを繰り広げ、おかげで証拠写真もバッチリ!
すべて後の祭り
ひとしきりデートを楽しんだ夫たちが、子どもたちの元に戻ってきました。
今がチャンス! そう思った私は、4人の前に姿を現しました。
事前に呼んでおいたAくんパパも到着!
うろたえる2人は、この期に及んでも「たまたま会った」と嘘をつきます。
そこで私は、先ほど撮ったばかりの証拠写真を突きつけました。
さすがにまずいと思った夫は、「ごめん」とひと言。
しかしすべて後の祭りです。
その後、私に離婚を言い渡された夫は、同じく離婚されたそのお母さんと付き合いはじめたようですが、慰謝料を背負った2人。お金のことで喧嘩ばかりで、結局別れたのだとか。
子どもたちをダシに使って浮気した2人。子どもたちを交えて遊園地でデートしていれば怪しまれないと思ったのかもしれませんが、結局子どもたちをきっかけにバレてしまったのでした。
◇ ◇ ◇
子どもを巻き込んでの浮気は、罪深いですね。子どもたちにとって、この経験が心の傷にならないことを願うばかりです。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。