義理の姉妹はみんなきつい性格で…
私の夫は、長女の姉・次女の姉・夫・妹といったきょうだい構成になっています。結婚前、夫の実家にあいさつに行ったとき、私は3姉妹と初対面を果たしたのですが……彼女たちは内輪で盛り上がるばかりで、私にはまったく話しかけてくれませんでした。
同じ食卓を囲んで一緒にごはんを食べているのに話はまったく振られず、ようやく3姉妹から話しかけられたと思ったら、「昨日の残り物食べてよ」となぜか残り物を押し付けられ、半ばいじめのような雰囲気に。義両親も夫も気付かぬふりをしていて、3姉妹の態度の強さに私は圧倒されっぱなしでした。
親族になっても関係は変わらず
結婚して数年後に子どもが生まれ、以前より義実家に顔を出す機会が増えた私たち。3姉妹にもそれぞれ子どもがいて、お互いの子どもたちを仲良く遊ばせる機会も増えました。
そんななか、3姉妹の私に対する態度はまったく変わりません。子どもたちの年齢が近い3姉妹たちは、子ども服やおもちゃのおさがりをよく交換しているのですが……彼女たちは「サイズが小さくなってきたから息子の服いる?」などと3人で楽しそうに話すばかりで、私には声をかけてくれないのです。
私から歩み寄ろうと、勇気を出して「私もおさがりが欲しいです」と伝えても、「また今度ね」と軽くあしらわれるのみ。夫に相談しても「まあ自分たちで買えばいいよ」と言われてしまいます。
結婚前は軽く流していましたが、親族となったのにここまでの嫌がらせをされると、正直かなりメンタルがやられます。子どもの笑顔があったので乗り越えることができましたが、このころの私はメンタルがボロボロでした。
子どものために強くあろう
そんな関係が続いていると子どもも察知するのか、ある日、息子から「ママはみんなと仲良しじゃないの?」と言われてしまいました。どこかで息子は、私が3姉妹に気をつかっていることを感じ取っていたのかもしれません。自分の息子にそんな思いをさせていたのかと惨めになった私は、息子のためにも強くなろうと決心しました。
おさがりの洋服なんていらない、おもちゃなんていらない。彼女たちが何も言えなくなるほど強気でいればいいのだと。
それからは、義理の姉妹が洋服やおもちゃの話をしていて嫌がらせをされたときには、「うちは新品を買ったので大丈夫です」と返すようになりました。彼女たちからはより嫌われることになってしまいましたが、子どものためにも「私は私」と強くあろうと思っています。
親族との関係はできるだけ良好に保ちたいとは思いますが、それよりも、まずは自分や家族の気持ちを大切にすべきと思いました。無理に義姉妹にへりくだる必要はない、嫌なことをされてもあまり気にしなければいいのだと。私にとって最も大切なのは息子です。この子のためにどんな状況でも自分の意思を貫き、これからも強く楽しく生きていきたいです。
著者/横長かえで
作画/霜月いく
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