電子レンジで温めることすらしない夫
うちの夫は絶対に自分で食事の準備をしません。どんなときでも私に頼んできます。
例えば、夫から「今日は仕事が長引くから帰りが遅くなる」と言われた日、私は家族3人分の料理を作って夫の分だけ別のお皿に取り分けておき、夫の帰りを待たずに子どもと先に夕食を済ませてしまうのですが……。
帰宅した夫は、ラップのかかった自分の分の料理を電子レンジで温めるだけなのに、それすら嫌がって「俺のごはん温めて」と私に頼んでくるのです。
夫が食事の準備をこんなに嫌がるのはなぜ?
私が子どもと先に寝ていて、夫のごはんの準備ができなかったときは、夫はごはんの代わりにお菓子で空腹をしのぎます。さらに、子どもが「ママと遊びたい!」と駄々をこねるので、私が「自分で食事の準備をして」と夫に言ったときには、夫はいじけて「じゃあもう夕飯は食べない」と、へそを曲げてしまいました。
家族3人でごはんを食べるときも、夫は絶対に食事の準備を手伝ってくれません。私が子どもの面倒を見ていて手が離せないときもあるので、フライパンの中の料理をお皿に取り分けるなど、夫が少しでも準備を手伝ってくれたら食事までスムーズに辿り着けるのですが……。
いくらお願いしても、夫はなぜか手伝ってくれないのです。
義母に相談すると…まさかの回答が!
夫の身勝手な行動に我慢できなくなった私は、以前、夫に「なんで自分の食事ぐらい自分で準備できないの?」「家族そろって食事するときも絶対に手伝ってくれないし……」「子どもがママと遊びたいって言っているときくらい、少しは準備に協力してよ!」と怒りました。
すると夫は「料理は君に準備してもらったほうがおいしいから」と謎の持論を述べたのです。また、家族そろっての食事のときに協力してくれない理由については「家族で食事するときに準備をしたくないのは、どのお皿を使ったらいいかわからないし、取り分ける量がわからないから」とのこと。
何とも理解に苦しむ子どもっぽい内容に感じられ、それ以上怒る気になれなくなってしまった私。あまりにも理解できなかったので、夫婦喧嘩の際はいつも私の味方になってくれるほど仲の良い義母に相談してみることにしました。
すると、義母は「ごめんね。あの子は小さいころ、私たち親が仕事で忙しくて食事の準備をしてあげられなくて自分でできるようにしていたのだけれど、そのときの寂しい気持ちを思い出すから、率先してやりたがらないのかもしれないね」と、夫が幼いころのことを教えてくれました。
義母の話を受けて完全に納得できたわけではありませんが、夫がもし食事の準備を自分でするたびに、子どものころに経験した寂しい気持ちを思い出してしまうのであれば、少しかわいそうだと思うようになりました。
最近は、夫の考え方に共感をしつつ「こうやったらいいんだよ」と少しずつ食事の準備のやり方を教えることで、夫も協力的になってきてくれています。どうしても嫌なのであれば、無理のない範囲で食事の準備をできるようになってくれたらうれしいです。また、夫が経験した寂しい経験を子どもにはさせないようにしたいと思っています。
著者/まさの
作画/ちゃこ
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でも子持ちのいい年の大人が子どもより俺を優先しろって呆れる。改善が見られるだけよかったですね。