同じ姉妹でも、性格は正反対なわが家の娘たち。おとなしい長女を見てきた分、自己主張が激しい次女の「イヤイヤ期」には、ほとほと困りました……。そんなわが家で実践した「ほめる育児」をご紹介します。
脱出口は図書館で出会った育児書
次女は自己主張が強い性格で、言葉で言い聞かせても一向に通じず、反発して大泣きするばかり……。
最初は「きちんと言い聞かせなくては」と、余裕を持って接していましたが、あまりのイヤイヤぶりに、私もイライラして、つい大きな声で叱ってしまうこともあり、さらに次女は大泣きするという悪循環を繰り返していました。
そんなとき、ほとほと困った私が答えを求めて手にしたのが、図書館にあった一冊の育児書だったのです。
目からウロコの「ほめる育児」を実践!
育児書に書かれていたのは「ほめる育児」でした。できないことをしかるよりも、今できていることをほめること。今まで、子どもに対してほめることを意識してやってこなかった私にとっては、まさに、目からウロコの育児法でした。
「そうか、ほめればいいんだ!」と、断然やる気モードがアップした私は、すぐに実践をはじめました。しかしなぜか、なかなかうまくいきません。意外に「ほめる」って難しいことだったのです。
ほめる育児はプラス思考の育児!
たとえば、コップで飲み物をひとりで飲んだとき。上手に飲めなくても「こぼしちゃダメじゃない!」としかるより、「ひとりで飲めたね!」とほめてあげます。ほめてあげると、わが子はとてもうれしそうな笑顔を見せてくれました。
そんな笑顔を見られたときに、「ああ、これがほめる育児なのか」と、妙に納得しました。マイナス面をみることよりもプラス面をみる。「プラス思考」の育児とも言えるかもしれません。
最初はぎこちなかった私の「ほめ方」も少しずつ上達して、次女がイヤイヤ期を脱するころには、すっかり板についてきました。この経験は、さらにハイパワーで、やんちゃな末っ子長男の育児にも、おおいに役立っています。(TEXT:ママライター恋瀬たまこ)