本人に悪気はまったくないため、何度注意したり、怒ったりしても響かず、妻は頭を抱えていました。「私のほうが折れるしかないよね」と、半ば諦めていた数年後、息子が誕生します。
夫は息子の誕生に大喜び。わが子の世話に励み、産後の妻をいたわりました。そんな夫の姿に、「困ったこともあるけど、やさしくていい夫なんだよね」と、子どもが生まれたことで、夫の“いいところ”を再認識していましたが……。
スーパーで見せた、夫の驚くべき行動
息子が生まれて間もなく、スーパーに出かけたときのこと。夫は試食販売を見つけ、フラフラと引き寄せられていきました。
その場を離れ、夫に注意する妻。
スーパーで試食を勧められ、ウインナーを受け取った夫。
「うん、おいしい! もう一個もらいます! あ、そっちのほうが大きいからそっちも」
「何やってんの!?」
夫の図々しい行動に冷や汗ものの妻は、「すみません、買います!」と店員さんに申し出ます。すると夫は、「買うならもう1個試食……」と、再びウインナーに手を伸ばしたのです。
その場を離れた妻は、「恥ずかしいことやめてよね!」と夫に注意しました。
「恥ずかしいってなにが?」
妻の言葉を理解できていない様子の夫。
「あんなに食べて……買わないわけにいかないじゃない」
夫が何個も試食したせいで、必要のないウインナーを購入することになり、そのことを咎める妻ですが、やはり夫には響かない様子。
「ひとり何個とか書いてあるわけじゃないし別にいいだろ。子どものころから親に、『試食はタダだからどんどん食え』って言われてたしさ」
夫の言葉に、妻はげんなりしてしまうのでした。
幼いころからの習慣で、常識のなさが露呈してしまった夫。ひと言で“常識”と言っても、家庭によってさまざまな部分もあるかと思いますが、親から「試食はタダだからどんどん食え」と教えられたというのは、驚いてしまいますよね。
皆さんは、同居するパートナーの幼いころからの習慣について、受け入れがたく、頭を悩ませたことはありますか?