妊婦は会社に必要ない?
同僚は私に、「それで会社員やれてるってみんなに言える?」と聞きました。
私は言い返す言葉も見つからず……。
「マチ子の体が心配だから休んでほしいの」
さっきまで怒っていた同僚は、ついイライラしてしまったと言い、マチ子さんに労りの言葉をかけました。
何も言い返せないマチ子さんは、言われるがまま有休をとってしばらく休むことに。
しかし、マチコさんの有給日数は少なく、つわりのために休み続ければ欠勤扱いになってしまいます。
マチ子さんは少しでも生活費を確保するため、手当の申請に必要な診断書をもらいに産婦人科へ向かいました。ところが医師からは診断書は出せないと言われてしまい……。
会社によっては、つわりでも医師の診断書があれば利用できる傷病休暇の制度。
傷病休暇では手当金が出るため、マチ子さんはその制度を利用しようと考えたようです。
しかし、医師から診断書を出せないと言われたマチ子さん。
会社では居心地が悪くなり、金銭的にも不安な状況……。
妊娠中の女性が以前と変わらない生活を続けようとすると、その道のりは一筋縄ではいかないのだと気付かされます。そんな状況を妊婦さんだけではなく、周りの人が知ることで、変わっていくものもあるのではないでしょうか。何事も自分ごととして捉えていきたいですね。