<「ママ友の財布」あらすじ>
カモ田さんは夫と息子の3人家族。ずっと地元で子育てをしていましたが、夫の転勤で見知らぬ土地へ行くことになりました。しかしカモ田さんは新しい幼稚園のママ友に馴染めません。孤独を感じていたカモ田さんに声をかけてくれたのはクレ子さんでした。クレ子さんは、カモ田さんをお茶に誘ってくれましたがコーヒー1杯1500円もするようなお店……。
クレ子さんは7千円を超える注文しますが、カモ田さんはコーヒーだけを注文。飲み物しか頼まないカモ田さんを見て、「もしかして手持ちないの?」クレ子さんは驚いた様子。カモ田さんは「夫が厳しくて」と口にすると……。
夫が厳しくて……
カモ田さんの「夫が厳しくて」という言葉に、クレ子さんはしつこく追求。
カモ田さんは仕方なく話すことにしました。
カモ田さんの夫はきっちりした性格で、毎月の家計簿も厳しくチェック。
前の月は、カモ田さんの夫の誕生日があったのですが、
「こことここ、5千円ずつ増えてる」、「誕生日があったから仕方ないって思ってる?」とイベントごとでも許してくれません。
さらに、「昼間1人のときに電気つけっぱなしにしていない?」、「エアコンも息子がいないならなるべく我慢するとか」、「買い物だって1円でも安いお店を探して回ってる?」と厳しく突っ込みます。
「専業主婦なんだから言い訳しないで、ちゃんとやりくりして」
「もっと節約、頑張ってよね」
その夫の言葉から、カモ田さんはカフェでもたくさんのものを注文できずにいました。
ケチじゃなくて!?
さらに、この件を以前から友だちに相談してきたカモ田さんでしたが……。
「夫くんって昔からきっちりしてたもんね」
「それってぜいたくな悩みだと思うよ」
「もし戻れるなら、私も夫くんと結婚したかった」
地元の友人に相談しても、ぜいたくな悩みで終わらされてしまいます。
このような夫の発言に、読者からさまざまな意見が寄せられました。
エアコンを使わないのは危ない!
●1人だし節約するかーってエアコン切ってお昼寝しちゃったんだよね。ものすごい暑さと頭痛で目が覚めたはいいけど、体はものすごく怠くて重くて動かないし、エアコンのリモコンは遠い(壁に掛けてあった)しで意識がもうろうとしちゃって何もできず……。たまたま旦那が珍しく早く帰ってきたおかげで命拾いしました。真夏のエアコンなしは命に関わるので、マジで軽く見ないほうがいい!
●明かりはともかく、エアコンを使わないのは普通に虐待でいいと思う。毎年熱中症で人が亡くなるニュースが流れるのに、夏でも30度以下の地域じゃないならそういうのやめて。
●エアコンつけないで夏場、奥さんが熱中症で倒れたら、医療費のほうがかかりますよね。
読者さんの体験談のように、自分では気づかない間に室内で熱中症にかかっている場合があると思います。また、夏場にエアコンを我慢しろと言うのは、命に関わる場合もあるため、そういったところの節約はなるべくしないほうがいいですよね。
さらに、「1円でも安いお店を見つけて買い回る」という夫の案も、できることなら頑張りたいところでありますが、幼い子を育てるママからすれば現実的ではない話。その他、コメント欄には「田舎だとガソリン代がかかる」と言う意見もありました。
外から見ると親切そう
●夫くんは実際に一緒に暮らさない分には良い人に見えるんじゃない? だからカモ田さんも結婚を決めたんでしょ。でも、実際一緒になってみるとヤバい本性がわかってつらくなったんですよね。外面の良い世渡りのうまい人っていますもんね。うちの兄もそういうタイプ。奥さんから苦情を言われても困ってしまう。
「家族に対してはキツいのに、友だちや会社の人には良い人にうつっている」といった話はたまに耳にすると思います。カモ田さんの夫もそういうところがあるのかもしれませんね。結婚するまでは見極めにくい点ですが、義母や義父などの身内への対応などを見ることでわかることもあるかもしれませんね。
地元の友だちとは違い、自分のことのように怒ってくれたクレ子さんに、気持ちが軽くなったカモ田さん。このときは、まだクレ子さんの本性を知りませんでした……。ママ友クレ子さんとは今後どのようになっていくのか、また夫との関係性の変化にも必見です!
『ママ友の財布』をベビーカレンダーでは、一気読みすることができるので、ぜひ皆さんのご意見も聞かせてくださいね!