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「止まらない…」体の異変に気づき病院へ⇒聞いたこともない病名を告げられ

20代半ばに差し掛かったころ、仕事が忙しかった私にある体の異変が起きました。そこで初めて婦人科を受診すると、まさかの診断を受けたのです。

「止まらない…」体の異変に気づき病院へ⇒聞いたこともない病名を告げられ

 

いつまでたっても終わらない生理

当時の私は仕事が最優先で、人間関係や仕事に対してのストレスも多く抱えていました。ある日、いつも通り生理がきたのですが、経血量が普段より少ない気が……。私は生理3日目くらいまでは経血量が多く、生理痛も重いほうでしたが、そのときは経血量も生理痛も軽くいつもと違う感覚がありました。

 

さらに、毎回だいたい7日で終わっていたのですが、このときは7日を過ぎても出血が止まりません。ただ経血は茶色だったので、「いつもより少し長引いているだけかな」と思っていました。それから数日少量の出血が続き、「そろそろ病院に行こうかな」と心配しはじめたころ、ようやく出血が止まりました。

 

今回は体の調子がいつもと違ったのだろうと安堵したのも束の間、それから5日程経つとまた出血が始まったのです。そして、また出血が止まりません。気づけばその状況が2カ月続き「これはおかしい」と思い、ようやく婦人科を受診しました。

 

生まれて初めて婦人科を受診することに

緊張しながら診察を受けると、医師から「子宮内膜増殖症」であると診断されました。聞いたこともない病名に私はびっくり。そしてこの病気が原因で出血が長らく続いていたことを知ったのです。

 

治療は低用量ピルの服用で進め、様子を見ることになりました。原因がわかったので、これで出血症状も治るとほっとしていたのですが……。

 

※子宮内膜増殖症とは:月経周期に伴い分厚く増殖し、月経時にはがれ落ちる子宮内膜が異常に分厚くなってしまう病気のこと。月経過多や不正出血などの症状を引き起こします。

 

それでも出血が止まらない

低用量ピルを服用したら出血が止まると思っていたのですが、変化はみられません。2週間後に再受診し、医師によくなっていないことを伝えます。低用量ピルで、通常は改善する方が多いそうなのですが、私の場合は効きめがなかったようで、ホルモンの配合量が多い「中用量ピル」に変えることになりました。

 

副作用の説明とともに「もしこれでも効果がなかったら、最悪の場合、子宮摘出を考えなければいけない」と言われ、背筋が凍る思いをしたのを覚えています。そして中用量ピルの服用から数日後、私の出血はようやく止まりました。生理の周期も安定して、普段通りの生活に戻ることができたのです。

 

 

原因はよくわかりませんでしたが、婦人科を受診し治療したことで症状が落ち着いてよかったです。私の場合、生理が重いことが当たり前になっていたので、異変が起きてもしばらく放置してしまいました。けれども、今回病気が判明したことで、体の様子がいつもと違うときはすぐに病院へ行くことが大切だなと感じました。これからは自分の体の変化にもう少し敏感になり、大切にしていきたいです。

 

※この記事は実話に基づいた体験談であり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者/森ギンコ
監修/助産師 松田玲子

 

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