以前、夫が「男兄弟だから、食べ物は奪い合いだった」と話していたことを思い出した妻。「食べ物への執着は幼少期から培われたもの」と妙に納得していた妻ですが、息子に影響させないためにも、根気よく注意しようと決意していました。
一方、息子は夫とは対照的に食が細く、離乳食の補食としてお菓子をあげる日々。いつものように息子が好きなお菓子をあげようと、買ったばかりのお菓子に手を伸ばすと、封が開いていたのです。
夫を問いただすと、やはり夫が子どものお菓子に手を出したよう。そして、「なくなったら買えばいいだろ。たかが食いものでそんなに騒がなくても……」とケロッとした様子で話す夫。
その態度に、「お構いなしでなんでも食べる、まわりへの配慮ができないことを怒ってるの!!」と、たまりにたまった不満が爆発した妻は……。
やっと反省の色を見せたかと思いきや…
「このお菓子だって、なんでひと言『食べていい?』って聞けないの?」
「だってママ寝てたし……」と言い訳する夫に、「だったら朝まで我慢してよ!!」と、簡単には妻の怒りは収まりません。
「なんだよ〜じゃあ同じもの買ってくればいいんだろ〜」
素直に謝らない夫ですが、さすがに反省したのか、翌日代わりのお菓子を買ってきました。
しかし、家にあるものを勝手に食べてしまう、困った行動は直りません。ストックの冷凍ごはんや、お弁当に使うつもりだったおかずを、夜中に全部食べられてしまうこともしばしば……。
あまりガミガミ言いたくない気持ちがある妻は、食べられたくないものを隠すようになりました。
「情けない……」
それでも見つかって食べられてしまうことがあり、妻は小さなイライラが積み重なっていくのでした。
冷凍のごはんやお弁当用おかずまで、食べつくしてしまう夫。日々、食事を準備する立場からすると、「明日は忙しいから、今日作っておこう」「明日はラクしたい! 今、頑張っておこう」など、いろいろと計画していることが多いはず……。何も聞かれず、黙って食べられてしまっては、妻がイライラするのも当然です。
妻の剣幕に負け、少しばかり反省した様子を見せた夫ですが、悪いクセが治ることはありませんでした。一度ついてしまったクセを治すのは、難しいのかもしれませんね。
皆さんは、このようなパートナーの“悪いクセ”を改善させた経験はありますか?