サプライズ帰国を、妻が予知していた!?
妻の好きなケーキを買って帰宅し、玄関からこっそり家の中へ。私はウキウキしながらドアを開け「ただいまー!」と元気に声をかけると、妻は「え!? お、おかえり……」と動揺している様子。
その上、テーブルの上になぜか2人分の料理が。
「ちょうど料理ができたところなの。早く食べましょ♪」と妻。
「あれ? 帰るって連絡してなかったのに、なんで2人分あるの?」と私が驚くと、「か、感じたのよ~! あなたが帰国する気がしてたの!」と言います。
なんだか様子がおかしい……。
誰もいないはずの寝室に誰かの気配…
そのとき、充電器が不具合を起こしていたことを思い出した私は、充電器を取りに寝室へ。部屋の電気をつけようと思った瞬間、ベッドの中で誰かがイビキをかいて寝ているではありませんか!
私がこっそり顔をのぞいてみると、なんと会社の後輩・A太! これは浮気の可能性が濃厚……。ショックを受けながらも、私は証拠を押さえることにしました。
まず、脱ぎ捨てられているA太の服をすべて隠し、何事もなかったかのようにキッチンへ。動揺する妻に対し、私は「トイレに行く」と言いつつ、隠れて2人の様子をうかがいました。
スマホに録画した浮気の証拠
妻に起こされたA太。寝室からは「ねぇ、ヤバイ! 夫が帰ってきた! 早く帰って!」「え!? マジ? 待って、俺の服どこ?!」「静かにして! 聞こえるでしょ!」と慌てふためく2人の声が聞こえてきます。
そこへ私は「何騒いでんの?」と寝室へ。自分が不在時になぜA太が自宅にいるのか、なぜ服を着ていないのか問いただしましたが、焦る2人からは明確な答えは返ってきません。
そこで私は、先ほどセットしておいたスマホで録画していた2人の会話を再生。「これ、どういうことかなぁ?」と問い詰めます。逃げられないと悟ったA太はすべて白状。
A太によると、私がフランス出張へよく行くようになった1年前くらいから浮気に発展したそう。毎回出張中は2人で同棲していたと聞き、私は激怒! 妻に離婚を宣言し、2人には慰謝料を請求することにしました。
裏切った2人の末路
離婚後、2人の不倫は会社に知れ渡り、居づらくなった2人は自主退職。2人とも慰謝料を支払うために、キャッシングなどで借金をし、返済に追われる日々を過ごしているようです。
夫の不在中に家で浮気をしていた2人にとって、因果応報の結末となりました。
一方、私は新たな生活のためフランスへ移住。新天地で仕事に専念しています。新しい環境で素敵な出会いが待っているといいなと思います。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。