激痛が…!
私の初めての相手は、大学2年生のころに交際をスタートさせた1つ年下の後輩でした。
お互い交際自体は初めてではありませんでしたが、性行為は未経験……。そのため、緊張しながら初めての性行為に挑んだのです。
彼は私が痛みを感じないように、入念に前戯をして声かけまでしてくれました。しかし挿入のタイミングで乾いてしまい、私は激痛を感じたのです。
中断してもらうのも申し訳なく感じて、私は痛みを紛らわすように、頭の中で知っている曲を思い浮かべて気をそらすようにしていました。
そしてなんとか終わったのですが、私は彼に痛みがあったことを伝えることができませんでした。「嫌われたらどうしよう」という不安の気持ちが強かったのです。
母に相談すると
このときから、私は性行為をおっくうに感じるようになってしまいました。
しかし、付き合っていればそのような雰囲気になるときもあります。初めての性行為のあとも、彼と体を重ねる機会があったのですが、私はそのたびに痛みを感じていました。
このまま彼と交際するためには「この状況をどうにかしなきゃ!」と思った私は、意を決して母に相談することに。しかし、母は「相手が下手だとそうなるんだよね」と終始彼を馬鹿にするような発言をしてきたのです。
解決法は?
母に相談することをあきらめた私は、友人に話を聞いてみることに。しかし、友人たちの中に痛みを感じている人がおらず「痛いのは私だけなんだ」と不安に。
私はインターネットで自分と同じ思いをしている人がいないか探すことにしました。すると、「緊張していたり、水分が不足していたりすると、性交痛を感じることがある」と書かれている記事を見つけたのです。私以外にも性行時に痛みを感じている人がいることを知り、少しだけ安堵しました。
最初は、痛みが怖くて少しおっくうだった性行為ですが、求めてくる彼に応えて回数を重ねているうちに、緊張はなくなっていきました。また、水分をこまめにとるようにすると、乾きにくくなったような気がしています。
インターネットで調べたことを参考にして改善を試みた結果、痛みを感じることが少なくなりました。現在は痛みを感じることがなくなり、ストレスなく性行為ができていてとてもうれしいです。
※この記事は実話に基づいた体験談であり、すべての方に当てはまるとは限りません。性行痛は、子宮内膜症などの疾患が原因の場合もあるため、必要に応じて病院を受診したり、定期的に検診を受けたりしてください。
著者/佐藤里桜
監修/助産師 松田玲子
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