インドネシア発祥「テンペ」とは
大豆をテンペ菌で発酵したインドネシアの健康食品
名前だけ聞くとどんな食べ物なのか想像がつかないのですが、インドネシアの健康食品で、煮た大豆をバナナやハイビスカスの葉で包んで発酵させたものだそう。
大豆を発酵させる、といえば納豆がありますが、バナナやハイビスカスの葉に付着したテンペ菌で発酵させたテンペは、納豆よりも粘りや癖のあるにおいがなく、食べやすい味になっているとのこと。
栄養素がバランスよく含まれている
大豆に豊富に含まれるイソフラボンがテンペ菌によってより吸収されやすくなり、大豆そのものだけを食べるよりもテンペとして食べたほうが良いとも。
イソフラボンには女性ホルモンに似た働きがあることで知られていて、更年期症状の改善が期待できるそうです。また丈夫な体づくりに欠かせない大豆たんぱくには肥満を予防する効果も期待できる上、貧血予防・疲労軽減に効果的なビタミンB群も豊富。
またテンペには、便秘解消にうれしい食物繊維、骨や歯の健康に大切なカルシウムやマグネシウム、免疫力の向上に効果的な亜鉛など、さまざまな栄養素がバランスよく含まれています。
お肉とほぼ同量のたんぱく質が含まれていてヘルシーだからダイエット時にもピッタリ。お肉の代わりに食べられるとヴィーガンフードとしても人気のようです。
次章ではおいしい食べ方を紹介します。
テンペのおいしい食べ方
業スーのテンペはかなりお買い得
業務スーパーのテンペ(購入時:298円税抜き)はインドネシア直輸入、冷凍で販売されています。450g入りでこの価格は、100g200円程度で販売されていたスーパーの商品と比べてもかなりお買い得!
使う前に冷蔵庫で解凍し、好みの厚さにカットして使います。テンペはいろいろなアレンジで楽しむことができる食品。簡単でおいしい活用法を紹介します。
■カリカリほくほくのソテーに
薄めにスライスしたテンペを少量の油を引いたフライパンで焼きました。味付けはシンプルに塩、こしょうのみ。表面はカリッと香ばしく、中はほっくり大豆のやさしい風味でとても食べやすいです。
■カレーの代替肉に
カレーのお肉代わりとしてテンペを活用してみました。今回は小さめの角切りにして表面をさっと焼いて最後にのせましたが、煮込んで作ると柔らかく仕上がり、また違ったテイストを楽しめます。癖のない味だからカレーのお肉としても違和感がなく、食べ応えもあるのがうれしい!
■テンペの麻婆茄子
麻婆茄子のひき肉の代わりにテンペを使用。麻婆豆腐を作ってみようと思いましたが、豆腐もテンペも大豆なので、味に変化をつけたくて今回はなすで作りました。
ポイントはテンペを細かくカットすること。麻婆のしっかり濃い味にうまくなじんで、食感は少し柔らかいもののひき肉っぽさが感じられます。肉がなくても物足りなさは感じず、満足できるおいしさでした。
まとめ
今回初めてテンペを購入。慣れない食材で不安もありましたが、大豆本来の風味が感じられるやさしい味わいで、調味次第で飽きずに食べられる使い勝手の良さに感動しました。
栄養たっぷりのテンペを日々の食生活に取り入れて、毎日元気に過ごしていければ良いと思います。
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