専業主婦のパニ子は28歳。サラリーマンの夫「ハヤト」とマンションで暮らしています。
資産家の義父はとってもやさしく関係良好なのですが、義母に少々問題があり……。
義母と仲良くしたいと思っても……
義母と仲良くなろうと思っていた入籍直後。
義実家で夕食を食べることになり、食卓につくとパニ子のお箸と取り皿がない……。
「あなた嫁でしょ?自分で用意しなさいよ」と義母からキツいひと言。みんなが食べ終わるまで鍋に箸をつけるな、など嫌がらせが続いてパニ子の我慢も限界に。
「帰ります!」と言うと「帰れ帰れ!」と義母が笑顔に。義父が義母を叱り、うろたえるハヤト。
義実家を訪ねた数日後、パニ子宅に義母から宅急便が届きました。恐る恐る開けると、スーパーの割引券やチラシがごっそり。割引券に至っては全て期限が切れています。
義理母がどういうつもりなのか気になったパニ子は、ハヤトに電話をかけさせました。
「え?やだぁ~!期限切れてたの~!気付かなかった!お父さんがパニ子さんに何かお詫びの品を送れってうるさいもんだから!」とヘラヘラ話す義母の声が聞こえます。
その態度にパニ子はイライラ。
またも義母から宅急便。その中身は!?
さらに数日後。重たくて大きい段ボールが義母から届き、開封してみると缶詰がぎっしり。しかも賞味期限が5年以上前に切れているものばかり入っています。
怒るパニ子に対し、「そんなに怒るなよ!それに、缶詰なんだから大丈夫だよ!密封されてるし。毎回母さんを悪く言うな!」と珍しくハヤトが声を荒げました。
ここまでマザコンだったか……と思っていた矢先、
「母さんの好意だから無駄にするなよ!」とハヤト。
はぁーーーー、ふざけやがって!!パニ子はある企みを実行に移します。
義母からの缶詰でお・も・て・な・し
翌日の朝ごはん。ハヤトは自分の前に並んだオカズを見てびっくり。
「そのおかず?昨日、お義母さんから頂いた賞味期限が10年以上前に切れている水煮缶だけど。賞味期限切れのアスパラガスとコーンは、お弁当に入れてあるから」とパニ子は楽しそうに話します。
仕事を終えて帰宅したハヤトはスライディング土下座!
パニ子に謝るハヤトが顔を上げると、そこには自分の両親が。キョトンとするハヤトに向かい、「父さん、母さんと離婚するから」と義父がひと言。
何度注意してもパニ子をいびる義母と同じお墓に入るのは嫌だと思ったそう。
義母は離婚したくないと叫びますが、時すでに遅し。オロオロするハヤトにパニ子も離婚届を突きつけました。
その後、パニ子とハヤト、義父と義母の離婚が成立。ハヤトは自身の離婚と両親の離婚のショックで会社を退職し、引きこもりの生活を送っているようです。
間違ったことをしているのが自分の母親であったとしても、きちんと注意してほしいですよね。誰かに嫌がらせをすると、最終的には自分に返ってくることを戒めに暮らしたいですね。