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妹「旦那さん、私にちょうだい♡」悪びれもせず略奪宣言!?不倫カップルに突きつけた“地獄の現実”とは

私は29歳の専業主婦。5年前に夫と結婚し、仲睦まじく幸せに暮らしています。ただ、結婚から5年経っても子どもができないことが悩みの種。そんなある日……。

何でも横取りする妹が、突然家に現れて

ある日突然、私の妹がわが家を訪ねてきました。妹は美人で人当たりも良く、周囲からは「人気者」と言われています。でも私にとっては、昔から苦手な存在でした。

 

というのも、妹は欲しいものがあると手段を選ばず、子どものころから私の物を横取りするようなところがあったのです。

 

数年前に両親が亡くなってから、身内は妹だけになりましたが、ずっと距離を取っていました。

そんな妹が、なぜ今さらやって来たのか。理由を尋ねると――

 

 

妹が夫の子どもを妊娠中!?

開口一番、妹は信じられないことを言い出しました。
「お姉ちゃんの旦那さん、私にちょうだい? 離婚してよ!

 

あまりに突飛な発言に、私は呆然。

「何言ってるの? そんなの無理に決まってるでしょ」と返すと、「でも、ちゃんと好き同士なんだもん!」と妹はまっすぐ言い放ちました。

 

そして妹は真顔で続けます。

「だって、彼はやさしくて顔もカッコよくて、安定した仕事もあるし……理想の旦那さんって感じでしょ? 私となら、もっと幸せになれると思うの」

 

私は背筋がゾッとしました。どうやら妹は本気で、私の夫を“自分にふさわしい理想の男性”だと思い込んでいる様子。

 

さらに、ちょうど帰宅した夫が、妹の姿を見るなり明らかに動揺。その反応に、嫌な予感が一気に現実味を帯びました。

 

そして妹は、満面の笑みでこう言ったのです。
「お姉ちゃん、ごめ〜ん! 実はね、彼の子どもを妊娠してるの♡」

 

それを聞いて、黙ってうなずく夫。どうやら妹が言っていることは事実のようです。


問い詰めると、ふたりは数カ月前に偶然街中で再会。妹がSNS経由で執拗にアプローチし、会うようになったそう。

 

 

頼れる義父に相談することに

夫の裏切りを知り、ショックのあまり私は家を飛び出しました。向かったのは、義父のもとです。

 

義父は、夫を男手ひとつで育て上げた、厳しくも思いやりのある人。結婚当初から「息子は優柔不断で流されやすいところがある。何かあれば、いつでも頼ってきていい」と言ってくれていました。

 

突然の訪問にもかかわらず、落ち着いて話を聞いてくれた義父。そして、私がすべてを話し終えると、静かに頭を下げてこう言ったのです。

「……こんなことになってしまって、本当に申し訳ない。親として、責任を感じているよ」

 

そして、しばらく沈黙のあと、義父はふっと表情を引き締めて「……私に、ひとつ考えがある」と言ったのです。

 

 

裏切り夫と傲慢妹への制裁!

数日後、私は妹と夫をリビングに呼び出しました。静かに記入済みの離婚届を差し出すと、「わかってくれてありがとう、お姉ちゃん♡」とうれしそうな妹。

夫が戸惑いながらもサインしたその瞬間、私は妹の目をまっすぐ見て言いました。

 

「無職で、借金持ちの旦那だけど……末永くよろしくね♡」

 

「……え?」と固まる妹。

 

――これこそが、義父の「考え」でした。
妹の希望をそのまま叶えてやること。ただし、妹が夢見ていた「やさしくて仕事も安定した理想の夫」ではなく、現実の「無職で借金を抱えた男」という真実を突きつけたうえで……。

 

夫は義父の会社に勤めていましたが、つい先日、大きなトラブルを起こし、日頃の勤務態度の悪さもあり、解雇されていました。
義父はこの件について、「息子自身が話すだろうし、夫婦のことに深入りするのは違うかもしれない」と考え、あえて私には何も言わずにいたのだそうです。

 

しかし、夫はその事実を私に隠し続けていました。
現在は無職で、安定した収入もなし。さらに、過去の事業失敗によって抱えた借金が、1000万円近く残っていることも明らかになりました。

 

「……そんなの聞いてないよ!」と取り乱す妹。
その横で、夫は気まずそうに視線を逸らしたまま、何も言えずにいました。

 

 

身勝手な夫と妹の末路とは

私は、元夫と不貞行為を働いた妹の双方に、慰謝料を請求しました。
夫はもちろん、血縁であっても妹にも法的責任があると知っていたからです。

 

最初は「家族同士で慰謝料なんてひどい」と食ってかかってきた妹でしたが、弁護士を通じて手続きを進めると、観念したように支払いに応じました。

 

妹は妊娠を理由に、元夫とそのまま入籍したそうです。
「ハイスペックな夫と赤ちゃんのいる幸せな家庭」を本気で信じていたようですが、その理想は叶いませんでした。

 

元夫と妹はその後、それぞれバイト生活を余儀なくされ、借金と慰謝料の返済に追われる日々を送っているそうです。

 

「理想の夫」と信じて奪った男の、あまりに現実的な姿。
そのギャップに押しつぶされているのか、最近では妹から「もう別れたい」と義父に泣きつく電話が来たという話も聞きました。

 

 

私は、私の人生を歩き出す

私はというと、義父の紹介で新しい職場に再就職することができました。


義父は、「あなたには本当に申し訳なかった。でも、これからはあなた自身の人生を大切にしてほしい」と言ってくれました。その言葉が、どれほど心強かったか……。

 

新しく見つけたアパートでの一人暮らしにも少しずつ慣れ、今は、心から信頼できる人たちに囲まれて、自分らしい毎日を送っています。

あの日、自分の手で決断をくだしてよかったと、今は思います。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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