26歳のなごみは、夫のタツヤと3年前に職場結婚。よく「天然」と言われる彼女ですが、タツヤはその性格もすべて愛してくれています。そろそろ子どもを……と考えているところです。
義母の嫌味に気づかない天然な妻
なごみにとって、理想の家族はタツヤの兄・ナオヤ家族。ナオヤ一家は、妻のパニ子・娘のパニ美・そして義母の4人暮らし。1人っ子のなごみにとって羨ましい存在なのです。
週末、なごみと夫のタツヤが隣町の義実家を訪問すると、義母は「お昼時を狙って来るなんて、相変わらずね」と言ってきました。すかさず義姉パニ子が「どうして素直に、2人の到着を心待ちにしていたって言えないの?」とフォロー。
そして義母のおいしい手料理を食べたあとは……
義母の嫁いびりが全く効かない!
義母はなごみに掃除のコツを教えると宣言。床の拭き方や窓の磨き方などを丁寧に教えながらも、「あなたね、これくらいは嫁として当たり前よ! 私が嫁いで来た時には、掃除機もなくて大変だったんだから」と言い始めました。
そんな様子を見たパニ子が義母をとがめるも、またもやなごみは義母の嫌味に気づいていない様子。義母の昔話に感動していました。
掃除のあとは、なごみが友達と行ってきた旅行のお土産のお菓子をみんなで食べることに。
しかしそこで事件が起こったのです。
義母の嫌味に感動し続ける妻
義母は旅行のお土産を見るやいなや、「私なんて、この家に嫁いでから友達と旅行なんて行ったことないわよ。そもそも、嫁が家を空けるなんて信じられないわ」「嫁は家を守って子どもを産むものよ! 余計な遊びしてないで、さっさと子どもを作りなさい!」と度を過ぎた発言をしてきました。
すると、「子どものことは夫婦の問題なんですから、お義母さんがとやかく言うべきじゃないでしょ!」「タツヤ夫婦のことをとやかく言うなよ!」とパニ子とナオヤが一斉に義母を責め立てました。
その状況を見たなごみは、「お義母さんごめんなさい! お友達がいらっしゃらないんですね……それにお義母さんの時代は、女は家庭に入る時代だったんですね。でも大丈夫です! これからはお義母さんも好きに生きていいんですよ!」と義母を励ましました。
妻のぶっ飛びアイデアに一同大爆笑
そして、「次の旅行はお義母さんとパニ子さん、パニ美ちゃん、私の4人で一緒に行きましょう!」と新しいアイデアを提案。なごみのまっすぐな気持ちに戸惑う義母を見て、タツヤやナオヤ、パニ子たちも大笑い!
「母さんもたまには息抜きしておいでよ」と言われ、パニ美が行きたがっていたテーマパークへ泊りがけで行くことになりました。
町から離れたことのなかった義母にとって、今回の女子旅行は大きな一歩。最初は遊園地の乗り物に怖がっていたのですが、最終的には「またみんなで来ましょうね!」と言うほど、とても喜んでいました。
その後、義母は外の世界の楽しさを知り、趣味サークルに参加するなど、活動的に。素直ななごみの心が義母の心を開放し、義母は新しい人生へと一歩踏み出したのでした。