30歳のパニ子は、夫・タツキとの子どもを妊娠中。もうすぐ臨月でだいぶおなかも大きくなってきました。友人のリツコからは育児グッズを譲り受け、幸せな妊婦生活を過ごしていました。
ある日、義母・ウメヨから「パニ子さんをサポートしやすいから」という理由で同居を提案されたパニ子。当時はウメヨとの関係も良好だったため、その提案を受けることに。
優しかった義母が豹変!
しかし、一緒に住み始めると、ウメヨの態度は急変。臨月のパニ子をこき使うようになりました。しかも、タツキはウメヨの態度を知っているものの、我関せず。パニ子が相談しても、聞く耳を持ってくれません。
そんなある日、タツキは仕事で大きなミスをした様子。パニ子が話を聞いていると、「だいたい、お前が母さんと上手くやらないから、こんなことになったんだぞ!?」と手八つ当たりを始めたのです。
タツキとの夫婦喧嘩を目の当たりにしたウメヨはクスクスと笑いながら、タツキと一緒にパニ子を罵ってきました。
我慢の限界に達したパニ子は、友人のリツコに助けを求める決意をしました。
妻の料理を床にばらまく夫
ある日の夕食時、パニ子が料理を並べていると「相変わらず、犬のエサみたいなごはん作るのね、パニ子さんってww」とウメヨ。タツキも「手抜きしやがって!この、ダメ嫁が!」と、料理を床にばらまいたのです!
そしてパニ子は、床にばらまかれた料理をごみ箱に捨てながら「すみません、もう料理作るのやめますね」と言いました。そして2人が「主婦が家事サボっていいわけないだろ!?」と反論している中、インターホンが鳴りました。
弁護士の友人が、妻に手を差し伸べて
やってきたのはパニ子の友人・リツコでした。実は彼女は弁護士で、これまで言われてきた暴言やひどい行動を動画や録音データとして残しておくようにアドバイスしてくれていました。そして、鞄から離婚届を取り出して、パニ子に手渡したのです。
離婚届を見たタツキとウメヨはようやく事の重大さに気付き、大慌て! 謝罪したものの、パニ子は「そんな言葉、信用できるわけないでしょうが!」と一蹴。
ダメ親子を弁護士の友人とともに成敗!
証拠をもとに、ウメヨとタツキから多額の慰謝料と養育費を受け取り、離婚が成立しました。ちょうどリストラにあったタツキは再就職先が見つからず、昼夜アルバイトの日々。ウメヨもパートに出ましたが長続きせず、結局2人は罵りあって絶縁し、それぞれ孤独に暮らしているとのこと。自業自得の結末ですね。
一方、数週間後、無事に可愛い女の子を出産したパニ子。実家で平穏で幸せな日々を送っています。これからは、以前働いていた会社で正社員として雇ってもらえることになりました。リツコや実家の両親とともに、娘の成長を楽しみにしています。