パニ子は27歳の専業主婦。夫の卓郎と結婚して2年が経ち、待望の第1子を授かりました。パニ子の妊娠に卓郎も義母も大喜び! しかしパニ子はつわりがひどく、病院に通う日々。ある日、病院から帰宅すると……
妊娠中、病院から帰ると義母と突然の同居!
義母が「今日から同居することになったから!」と家に引っ越してきていたのです!パニ子に一切相談せず、夫と義母だけで決められていました。パニ子は義母の頑固な性格を知っていたため、同居には不安を感じます。
その不安は的中し、同居開始からわずか8時間後には、卓郎が「コイツ、まともに家事もできないから」、義母は「妊娠を利用して怠けているだけ」と悪口を言ってきたのです。
つらい日々が続いたため、パニ子は卓郎と義母に、実家での里帰り出産を提案。産後すぐに戻ってくるのであればということで、里帰りできることに。
義母と夫に娘を奪われ、家を追い出された!
そして実家に帰って心穏やかに過ごし、待望の女の子を出産! 卓郎と相談し、娘の名前は「パニ美」と命名しました。
そして1カ月検診が終わり自宅へ戻ると、「俺と母さんで考えたんだけど、お前じゃやっぱりこの子を立派に育てていけないと思うんだよね。だから、パニ美は俺と母さん2人で育てる。お前は、パニ美を置いて出て行ってくれ!」「アナタに、きちんとした子育てができるとは思えない!」と2人にパニ美を奪われ、家を追い出されてしまいました。
家に入れてもらえなかったパニ子は、両親を連れて話し合おうと一旦実家へ帰り、自宅に戻ったときにはもぬけの殻に……! 居場所もわからないため離婚もできず、パニ子はパニ美のことを1日たりとも忘れることができないまま、10年の年月が過ぎました。
10年後、奇跡の再会
10年後、パニ子はふと立ち寄った公園で、ある女の子と出会います。彼女はパニ美の年齢と同じ10歳。友達のことや学校の話をするうちに、すっかり仲良くなりました。そして名前を聞いてみると、「パニ美」と言うではありませんか!!
すると突然、「知らない人と仲良くしちゃダメよって。ったく、何度言ったらわかるのかしら」と何も知らない義母が現れ、衝撃の再会を果たします。ちょうど卓郎もやってきて2人は顔面蒼白に。
自分勝手な親子の最低な将来計画
「今さら現れたって遅いのよ! パニ美には女らしい教育して玉の輿に乗ってもらうんだから!」「将来遊んで暮らすための計画を阻むなよ!」と自分のことばかりしか考えていないことが明らかに。
するとパニ美は「ねぇパパ、おばあちゃん……この人は私のママなの? 私、パパたちに都合のいいように育てられているの、わかってたよ」とすべてを察知していた様子。
パニ子はパニ美を守るため、これまでのことを弁護士に伝えて徹底的に戦うと毅然と伝えました。
運命の再会と正義の勝利
パニ子は、弁護士に相談し、卓郎と正式に離婚、親権はパニ子に。卓郎と義母には慰謝料や養育費をしっかり支払わせました。今では親子で古いアパート暮らししながら、借金取りに紹介された仕事を必死でやっているのだとか。自業自得の結末です。
これまでの10年間を取り戻すように、パニ子とパニ美は親子で仲良く新生活をスタートさせました。
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