家族と違うキャリアは薄情者!?
「俺のスマホのキャリアはB社だから、おまえもB社にしなよ」という夫。私は昔から使っていたA社に愛着があったので「A社を気に入っているから、またA社にしようと思う」と答えると、夫の表情が突然変わったのです。そして、「おまえがB社にすれば家族割引が使えるだろ!? 家族のくせに薄情者だな!」と発言。
「私たちは仕事の都合もあって、通話は使い放題のプランだから、家族割引にしなくても通話は無料だよ……?」と言うと、夫は「俺の実家のスマホキャリアはB社だから、おまえもB社にするべき。A社を使うなんてどうかしている!」と言うのです。
こだわっていたのは夫だけ……
その後も話し合いましたが、夫はまったく譲りません。私もA社にこだわっていたわけではありませんが、意地になっていました。ある日、夫は義母に電話。私が今後もA社のスマホを使おうとしていることを相談したのです。
すると、「A社? 別にいいんじゃない? 私はC社を使っているわよ」と電話口から義母の声が聞こえました。話によると、夫の知らない間に義母はスマホのキャリアを変更していたようです。家族全員がB社を使うべきと思っておらず、義姉もA社を使っているとか……。
家族はみんな同じキャリアのスマホを使うべきと考えていたのは夫だけだったようで、義母がC社に乗り換えていたことに夫はショックを受けていました。私は夫が落胆している様子を見ていられず、スマホのキャリアをA社からB社に変更。夫は私がB社に変更したことを喜んでいました。夫は家族の繋がりを特に大切にしているため、今回のようなことが起きたのかもしれません。私は妻として、夫の考えに寄り添いながら生活していきたいと思います。
著者:神崎ハナ/女性・ライター。2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。
作画:うちここ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています