やっぱり「誘われたい」
行為をするということは、私の中で「夫の愛を知る」ひとつだと思っていました。
結婚してしばらくすると、やはり毎日一緒にいるからなのか夫からのお誘いが少なくなるように。当時、夫は結婚した責任感から仕事も増やしていたようで……。疲れてしまって夫婦の時間を取るどころの話ではなかったらしく、今でこそ笑って話せることですが、当時の私は不安だったのを覚えています。
そして、当時そのことを知らなかった私は、このことで妊活期間もたくさんケンカをすることとなってしまったのでした。
義務になってしまう妊活期間
夫は性欲が少ないわけではないものの、行為に対して積極的とはいえない性格でした。それも仕事の忙しさがあったからかと思いますが、早く子どもが欲しかった私にとっては、その「求められない」寂しさが、子どもができないことのくやしさに混じって苦しかったのです。
夫は「ちゃんと愛している」「好きじゃなければしない」とたくさん言葉をかけてくれていたのですが、子どもができないことで何も聞き入れられない私がいました。
産後、思い切って提案したのは
その後、うれしいことに無事に子どもを授かることができ、私たち夫婦の中では“子どもができた”ということで一旦、性行為のことについてリセットされたような気持ちになりました。
出産から3カ月くらい経った日のこと、久しぶりに「したい」と思い、私から夫を誘うことに。そして、産後はレスになる夫婦が多いこと、これまでのモヤモヤをすべて話して、これからは「週に1回はしたい」と提案したのです。
夫からなんと返事が返ってくるのかは緊張しましたが、夫は私の気持ちを理解し快諾。私たち夫婦の中では「週1の夫婦の時間」が習慣になり、今に至ります。
「週1の夫婦時間」を習慣にして数年が経ち、ストレスなく過ごすことができています。大切なのはあくまで習慣なのであって義務ではないというところで、気持ち的にもラクに。もし、体調不良や疲労で無理……ということがあっても、「また来週があるしね」と別に気にすることなく、むしろ次の期待値が上がるというメリットも感じています。
私たちの場合は、習慣化することで夫婦関係がうまくいくように。これからも夫婦の時間を大切にしていきたいです。
著者:畑野ナツミ/女性・主婦
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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