赤ちゃんを抱っこしておっぱいを飲ませていると、腕や腰に痛みが出てつらかったことを覚えています。私の場合「横抱き」でおっぱいを飲ませていたのですが、腕や腰に負担がかかっていました。今回は、私がおっぱいを飲ませるときに工夫した「姿勢」についてお伝えします。
「横抱き」は自分には合わなかった
私が産院で最初に教えてもらった授乳姿勢は「横抱き」でした。ママの乳房や乳首のタイプ、赤ちゃんの飲み方にあわせて、入院中に助産師さんが適した授乳方法を教えてくれました。
ただ、私の場合、知らず知らずのうちに授乳姿勢が崩れていたのでしょう。腕や腰に負担がかかるようになってしまいました。加えて、おっぱいを上手に飲ませられなくなり、産院に相談をすると「抱き方を変えてみましょう」とアドバイスをもらいました。
いろいろな授乳姿勢に挑戦
一般的な抱き方である「横抱き」以外に「たて抱き」や「ラグビー抱き」「交差横抱き」などがあることを知りました。ママの体がつらかったり、上手におっぱいをあげられないと感じるときは、抱き方を変えてみるのも方法だとか。
自分に合わない抱き方を続けていると体に負担がかかるほか、乳首の一部に傷ができたり、おっぱいの吸い出し方に偏りが出たりすることもあるそうです。
抱き方を変えてから体が楽になった!
私が楽だと感じた抱き方は「たて抱き」でした。赤ちゃんをママの足の上にまたがせて、首を支えておっぱいを飲ませる方法です。とくに首がすわっていない低月齢の赤ちゃんにおすすめだと聞きました。
抱き方を変えたことで腕や腰の痛みが緩和され、体の負担が軽減しました。また、乳房にしこりができることがあったのですが、いろいろな抱き方を試みていくうちにしこりも解消されました。
赤ちゃんのお世話は大切ですが、無理は禁物です。私のように体の不調を感じたときは早めに専門家に相談することをおすすめします。長いようで短い赤ちゃんの授乳期間。充実した授乳タイムになりますように。
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。