早い子だと1歳後半から始まる「イヤイヤ期」。一日中、あらゆる場面で繰り返される「イヤ!」「イヤ!」に、ヘトヘトになっているママもいるのでは?今日は、子どものイヤイヤで困ったときに私が試したいくつかの方法のなかから、3つの方法を紹介します。
「歩くのイヤ!」な子に、電車作戦
公園に出かけるときはウキウキだったのに、帰るときになったら「歩くのイヤ!」と座り込んでしまうわが子。そんなときに試した作戦です。
「そっかー歩くのイヤなのか。じゃあ、今日は歩きじゃなくて電車にしよっか!」と、水筒のひもを持たせて電車ごっこを始めてみました。ガタンゴトーン、と言いながら歩いてみると、なんだか楽しそうに感じたのか、一緒に歩いてくれました。
「仕上げ磨きイヤ!」な子に、すいか作戦
歯磨きが大嫌いなわが子。「あーんして」と言ってもまず口を開けてはくれません。なのでちょっと方法を変え、「『すー』って言って」。キョトンとしながら「すー」と言ったら今度は「『いー』って言って」。「次は『かー』」。「かー」と大きな口を開けたところで磨いてしまいます。
すいか以外にも、「パンダ」でも「しまうま」でも、最後が「ア」段の音で終わる単語ならOK。いろいろアレンジして使った方法です。
「食べるのイヤ!」な子に、トンネル作戦
離乳食の時期に手づかみ食べからスプーン食べと段階を追って練習したはずなのに、イヤイヤ期が始まったらママがスプーンで一口ずつ運んであげても食べません。
そんなときに試したのがトンネル作戦。スプーンを貨物列車に見立て、「ガタンゴトーン、あれっ、今日は○○ちゃんトンネルが閉まってる。これじゃお腹までごはんを運べないなー困ったなー。開けてくれないかなー」。思わず笑って口を開け、食べてくれました。
うちの子には通用した3つの作戦ですが、もちろん万能ではありません。イヤイヤ期のお子さんに手を焼いたとき、違う接し方を試してみるためのヒントにしてみてくださいね。(TEXT:ママライター奥田美紀)