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「何してんだよ!」義母にもらった高級伊勢海老を捨てたら夫が激怒!→しかし、ヤバすぎる真相を知った夫は!?

38歳で結婚した私は、夫と幸せな新婚生活を送れると信じていました。しかし、その生活には「とんでもない義母」という存在がついてきたのです。

初対面で感じた義母の違和感

結婚のあいさつをするために、初めて義実家へ行った日のことです。義母はとても愛想が良く、「息子をよろしくね」とやさしそうな雰囲気でした。しかし、義父と夫が席を外して二人きりになった途端、ため息交じりにこう言ったのです。

 

「うちの嫁になるなら、私のやり方にはきちんと従ってもらうから。わかった?」

 

急な態度の変化に戸惑いながらも、その場はなんとか取り繕いました。帰宅後、夫に「お義母さん、少し厳しい人なのかな?」と聞いてみましたが、「え? 母さんはやさしい人だよ。緊張してたからそう見えたんじゃない?」と笑われてしまい、それ以上は何も言えず……。私はこれから始まる結婚生活に、不安を覚えました。

 

義母への不安はありましたが、そのときすでに新居への引っ越しなど結婚の準備を進めており、もう今さら引き返せない状況。いざとなれば、きっと夫は私を守ってくれるだろうと信じ、その後は予定通り入籍して、新婚生活をスタートさせました。

 

 

妊娠報告後からスタートした嫌がらせ

そしてその数カ月後、私は妊娠。義母に電話で報告すると、第一声は「……は? 妊娠したですって?」と、喜んでくれる様子はなく明らかに不満そうな声。そして、「まだ結婚式もしていないのに、何やってるのよ! 本当に非常識な嫁ね」と吐き捨てるように言われました。

 

「結婚式はまだ計画段階だったので式場も予約していませんし、無事に出産してから改めて考えようと思っています」と私が伝えると、義母は「許さないから……」と小さくつぶやき、電話を切ったのでした。

 

数日後、義母が突然自宅を訪れて、「差し入れよ。家事に役立てなさい」と段ボール箱を置くとすぐに去っていきました。中を開けてみると、ぎっしり詰まっていたのは使い古してボロボロになった衣類や、使い込まれて汚れているキッチンツール……。明らかに、捨てようと思っていたものを箱に詰めただけのように見えます。

 

あまりのショックに、仕事中の夫にメッセージで報告したのですが、「母さんは物を大事にするから、君に受け継いでほしいだけだよ」との返信が。しまいには「母さんをただ悪者にしたいだけだろ? 最低だな!」と、逆に私が責られる始末でした。

 

その後も、腐りかけの食材や賞味期限が切れた食品を「もったいないからあげる」と押し付けられる日々。夫に何度も訴えましたが、そのたびに「母さんの善意を無下にするな」と怒鳴られ、私たちの仲はどんどん険悪になっていきました。

 

 

腐った伊勢海老が暴いた真実

さらに数日後、義母が大きな発泡スチロールの箱を持ってやって来ました。そこへ、偶然にも夫がいつもより早く帰宅。「あ、母さん! これ、もしかして妊娠のお祝い? ありがとう!」と、何も知らない夫は大喜びです。

 

義母は一瞬気まずそうな顔をしましたが、「え、ええ。二人で食べなさい」とだけ言って、逃げるように帰っていきました。

 

帰宅後、私が箱の中身を確認すると、中から出てきたのは立派な伊勢海老。しかし、フタを開けた瞬間にツンとした異臭が漂いました。

 

「腐ってる……。また嫌がらせだ」

 

私はため息をつきながら、仕方なく伊勢海老をキッチンのゴミ箱へ捨てることに。

 

すると、「おい! 何やってるんだよ! 母さんからのお祝いだろ!? いきなり捨てるなんて母さんに失礼だ!」と激怒する夫。

 

しかし、すぐにゴミ箱の伊勢海老から放たれる強烈な腐敗臭に気づいた夫は、「ゔっ……なんだよコレ!」と顔をしかめます。

 

「いい加減、私を信じてよ。お義母さんからいつもこうして嫌がらせを受けているの!」

 

私の必死の訴えに、夫はまだ信じられないという表情でしたが、これまで義母から押し付けられた物の写真を証拠として見せると、ようやく義母に裏の顔があることを理解し始めたようです。

 

 

夫の覚悟と、私たちの再出発

私はすぐに義父へ電話し、これまでのことをすべて話しました。その晩、義父が義母を連れて謝罪に訪れ、そこで義母の長年のうっぷんを知ることになります。義母は昔、家事をほとんどしなかったことで自分の姑から厳しく言われ続け、その恨みを私への八つ当たりというかたちで晴らしていたのです。

 

義父は「自分が姑と不仲だったからと言って、嫁いびりしていい理由にはならないだろ!」と、義母を厳しく叱りつけました。夫も「母さん、俺がどれだけがっかりしたかわかるか? 誰にでもやさしい自慢の母さんだと思っていたのに……」と肩を落とします。

 

二人から厳しい言葉をかけられ、うつむいていた義母は、やがて私の前に向き直ると、「……本当に、申し訳ありませんでした」と、か細い声で謝罪し頭を下げました。すべてを許す気にはなれませんでしたが、義母なりに反省していることは伝わります。

 

そして夫は、私に「本当にごめん。君が何度も助けを求めていたのに、母親を信じるばかりで、君を一番に守れなかった。夫として失格だ」と謝ってくれたのです。彼の心からの謝罪を受け、私はもう一度、この人とやり直してみようと決めました。

 

 

それ以来、義母からの嫌がらせは一切なくなりました。以前のように頻繁に会うことはありませんが、たまに顔を合わせたときには、少し気まずそうに、けれど穏やかに接してくれるように。夫も約束通り、私と、そして生まれてきた娘を第一優先に考えて、大切にしてくれています。

壊れた信頼を取り戻すのは簡単ではありませんが、私たちは今、本当の意味での家族になるために、もう一度歩き始めています。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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