私をバカにする新入社員
A子は社長の知り合いの娘さんだといい、コネで入社が決まったよう。私が「今日から指導係になりました。よろしくお願いします」とあいさつをすると、A子は鼻で笑いながら「……すごく地味な格好ですね」と言ってきたのです。
ムカつきながらも、私は彼女の言葉をスルーし、業務の説明を開始。しかし、A子は終始、私をバカにするような態度をとってきて、今後のことがとても不安になったのでした。
「秘書をやる」と言い出し…
案の定、A子は仕事へのやる気がなく、私が何度説明しても同じミスを繰り返し、反省する様子もありませんでした。
そんなある日、社長室に来客があると知り、私がお茶を用意していると、A子が「社長の秘書も兼任しているんですよね?」と話しかけてきました。「秘書と事務を兼任してる」と答えると、A子は「兼任は大変だと思うので、私が秘書をやります!」と言い出したのです。
私は驚きながら、「どうして急に秘書をやりたくなったの?」と聞くと、「だって、秘書になれば社長との距離が縮まるじゃないですか。私、社長のことが好きなんです!」とのこと。どうやら、A子は社長の恋人になろうとしているよう。社長は30代前半で、清潔感のあるイケメンのため、A子が惹かれるのも無理はありません。
ただ、「それはダメよ。だって……」と説明しようとしましたが、A子は勝手にお茶を持って、社長室へと入って行ってしまったのでした。
社長の発言にA子は驚愕
お客さまが帰ったのち、社長室でお茶のカップを片づけていると、「どうしてA子さんがお茶を運んで来たの?」と社長は私に質問。A子が社長秘書になりたがっていること、また、社長に恋愛感情を持っていることを伝えると、「A子さんをここに呼んでくれ」と言われました。
社長室に入ってきたA子は、「私、性格的にも秘書に向いてると思うんです!」とアピールを開始。さらに、「よかったら打ち合わせも兼ねて、今夜、食事に行きませんか? 私のプライベートの連絡先も教えますね!」との発言まで。しかし、社長はポツリと言いました。
「秘書は交代できるけど……妻は交代できないな」
「は? 妻とは?」と驚くA子。実は、私と社長は夫婦だったのです。他の社員たちはそのことを知っていましたが、私たちに気をつかって、仕事中に触れてくる人はおらず、A子は気がついていなかったのでした。
A子の末路は…
さらに社長は、「A子さんは試用期間中だよね? いくら知り合いの娘さんとはいえ、ミスをしたのに反省もしないようだと、本採用は見送らせてもらうことになるよ」と発言。
それを聞いたA子は「いいです! こんな会社はこっちから願い下げです!」と逆ギレ。翌日から会社に来なくなってしまい、そのまま退職となったのでした。
A子がいなくなったことで、私は平穏な日常を取り戻すことができました。嵐のような2カ月間でしたが、夫の愛情をあらためて実感できた一件でもあり、夫婦の絆は深まったと思っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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