運動しても体重が減らない
私はジムに通って週2でズンバをし、週1で筋トレをしていました。それが何年も続けてきた私の日課でした。しかし、コロナ禍でジムに通えない時期が何カ月かあり、そのころから体重が増え始めていきました。このままではまずいとジム通いを再開しましたが、今まで通りのスケジュールに戻しても体重は減りませんでした。
焦る気持ちもあり、ズンバに通う回数を増やしてみましたが、膝を痛めてしまうことに。増えた体重のままでは膝の負担が大きかったんだと思います。ズンバで大汗かいているのにどうして体重が減らないんだろう。筋トレもしていて筋肉痛にもなっているのに、どうして体重が減らないんだろう。これが更年期太りなんだろうかと諦めかけていました。
ダイエットは「している気分」だけの食生活
そのころの私の食生活は、ダイエットに良いと言われていることはとりあえず取り入れてみるスタイルでした。低糖質が良いと聞けばご飯の量を減らし、たんぱく質はしっかり摂取することが大事と言われると、チーズや乳製品を増やす。さらに甘い物は高カカオ成分のチョコレートが良いと聞けば、そればかり食べる。そんなダイエットをしている気分のやり方ではうまくいくはずもなく、体重はどんどん増えていきました。
ダイエットの基本は、消費カロリーよりも摂取カロリーを減らすことです。その基本に目を向けず、なんとなくダイエットに良さそうなことを組み合わせておこなっていました。でもカロリーを気にせずに食べていたので体重が増えるのは当然でした。
更年期になる前はなんとなくのダイエットでも大丈夫だったのが、更年期世代になって代謝が悪くなると、それでは痩せなくなったのです。そこで私は三大栄養素のバランスを考えて、カロリー計算をする食事に切り替えました。
PFCバランスの重要性を知る
ダイエットを始める前にダイエットの基本を調べてみると、まず消費カロリーよりも摂取カロリーを低く設定し、その摂取するカロリーの内容をどう設定するのかが大切とのこと。
私は筋肉をつけながら脂肪を落としていくダイエットを目標にしていたので、何をどう食べるのが良いのか、私なりに真剣に調べました。私たちにとって必要な三大栄養素は、たんぱく質(Protein)、 脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)の3つからなります。この三大栄養素をとるバランスのことを、英語の頭文字をとってPFCバランスと言うそうです。
自分が摂取するカロリーの内訳、PFCバランスが大事だということがわかったので、身長や体重、日常の運動量などから摂取カロリーを決めました。私は1日1500kcal摂取することに設定し、PFCバランスはP30% 、F20% 、C50%でやってみることに。
食材もすべてはかりで量って記録しました。そうやって続けていくと、少しづつ体重が減っていったのです。
摂取カロリーを知ることが成功への近道
1カ月に1kgほど体重が減るようになり、結果5kgの体重減になりました。「157cm、60kg 、BMI 25.8」 から「157cm、55kg、BMI 22.5」のダイエットに成功しました。そして、今もダイエットを続けています。
今回このダイエットをおこなってみて大変だったのは、食材を量ることです。毎食毎食すべての食材の重さを量って、記録していくことは面倒な作業でした。
しかし、自分が何をどれだけ食べているのかを知らなければ、痩せることはできないと思い、コツコツ量って記入をしてきました。慣れてくると、どれくらい食べることができるのかもわかってくるようになってきました。今ではほぼ毎日設定カロリー内に収めることができています。
まとめ
更年期のせいで代謝が悪くなり太ったと思っていましたが、原因はそれだけではなかったようです。カロリーのとり過ぎは太るという、当たり前のことに目を向けずにきてしまいました。
今は情報があふれている時代であり、ダイエット1つとってもさまざまな情報が耳に入ってきます。その情報に振り回されることなく、何が自分にとって必要な情報なのかを、自分で選んでいかなくてはいけないと実感しています。そして何歳からでも、なりたい自分になることにチャレンジしていけるんだと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
イラスト/塩り
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