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「跡取りは他で作る」と、私を捨てた元夫と義母→2年後、ストーカー化した元夫の前に姿を見せると!?

私は31歳、専業主婦をしています。今はようやく穏やかな日々を送れていますが、この幸せを手に入れるまでには、本当に多くの試練がありました。

跡継ぎを欲しがる義母が妊活宣言

20代前半のころ、当時勤めていた職場で元夫と出会い、恋愛の末に結婚しました。義母も当初は「かわいいお嫁さんが来た」と喜んでくれていたのですが、結婚して5年が経っても子どもに恵まれなかったことで、徐々に態度が変化していきました。

 

元夫の実家は地方の旧家であり、「跡取りが必要」とされていたようでした。私自身も妊娠を望んでいたため、不妊検査を受けた結果、妊娠しにくい体質であることが判明。

 

その結果を義母に電話で報告したところ、突然声を荒らげ、「跡取りを産むと思って甘く接していたのに……。こうなったら私が妊娠させてやる!」と一方的に言われ、電話を切られました。

 

 

毎日訪ねてくる義母がストレスに

翌日、大きな荷物を抱えて義母が自宅を訪れました。腹巻やホッカイロを渡され、「体を温めれば妊娠するから、毎日身につけなさい!」と主張。それどころか、いわゆるジンクス的な妊活を一方的に強要されたのです。

 

その後も、片道2時間もかけて毎日訪ねてくるようになり、日々の生活に大きなストレスが生じていきました。私は食欲もなくなり、眠れない夜を過ごすように……。

 

夫に相談しても、「母さんの言う通りにすれば、きっと妊娠するよ!」と言うばかりで、真剣に取り合ってはくれませんでした。

 

そんな中、姉から「なんだか疲れていそうだから、しばらくうちに泊まりに来たら?」と声をかけられたことをきっかけに、姉の家へ一時避難することにしました。

 

その旨を義母に伝えたところ、「あなた、やる気あるの!? 跡取りが産めない女は不要。出て行きなさい」と激怒。さらに、義母は夫に対しても「早く離婚しなさい」と迫ります。

 

すると夫は「まぁ、俺は正直、どちらでもいい」と答え、「妊活うまくいかないし、離婚しかないかもね」と冷淡な態度を見せたのです。

 

この親子に対し、私は完全に限界を感じ、姉の家で気持ちを整理しながら、離婚を決意しました。結果として離婚は成立し、仕事を見つけて懸命に働きながら、自分の生活を立て直していきました。

 

 

離婚から2年。元夫からメッセージが届く

離婚して2年が経過したある日、突然元夫からメッセージが届きました。

「スマートフォンを買い替えたから連絡してみた」とのことでしたが、私は既読スルー。

 

しかし、次第に「やっぱりお前しかいない」「運命が自分たちを試している」「俺たちはまた愛し合えるはずだ」などと内容がエスカレートしていき、「会いに行くから住所を教えてほしい」と迫ってくるようになりました。

 

私はブロックする前に、「気持ちが悪い。もう連絡してこないで」とだけ返信。すると、「お前の王子様は俺だから。迎えに行くよ……」とゾッとするような言葉が返ってきました。

 

実は、離婚後の元夫と義母の様子について、元同僚から話を聞いていました。元夫はすぐに再婚したようですが、義母が再婚相手にも妊活を強要し、挙句の果てにはケガを負わせて警察沙汰になったそうです。再婚相手がこの一件を元夫の職場に相談したことで、社内に噂が広まり、肩身が狭くなった元夫は自主退職したとのことでした。

 

おそらく、生活が苦しくなったから私にすがろうという魂胆だったのでしょう。

私は元夫の連絡先をブロックし、完全に連絡を断ちました。

 

 

SNS経由で再接触、そして…

しかしそれで終わりではありませんでした。元夫は今度は私のSNSアカウントを探し出し、いくつもアカウントを作り、ダイレクトメッセージを送ってくるようになったのです。

 

「会いたい」「住所を教えて」などと執拗に繰り返され、私はひたすら無視を続けましたが、不気味さと恐怖が日に日に増していきました。

 

ある日、自宅のインターホンが鳴り、モニターを確認すると、なんと元夫が玄関先に立っていました。おそらく、共通の知人から無理やり私の住所を聞き出したのでしょう。

 

「お前しかいない」と玄関先で土下座を始めたため、仕方なく対応するためにドアを開けた私。すると、彼は驚愕した様子でこちらを見つめました。

 

このとき、私はすでに再婚しており、夫と娘と一緒に暮らしていたのです。夫の隣で娘を腕に抱いている私の姿を見て、「ウソだろ……」と力なく呟き、みるみる青ざめていく夫。事前に警察に相談していたこともあり、すぐに通報し、元夫は連行されたのでした。

 

 

元夫が警察に連行された瞬間、私の中でようやくすべてに決着がついたと感じました。あれだけ振り回され、傷つけられてきた日々に、やっと終止符を打てたのです。

今は、あのときの決断が間違っていなかったと胸を張って言えます。隣には、心から信頼できる夫と、愛おしい娘がいて、穏やかな時間が流れています。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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