いつ言おうか悩んだ妊娠報告
私がパート先に妊娠報告したのは妊娠3カ月目。パート先は常に人手不足で、私が妊娠報告をする少し前にも、同じ部署のベテランのパートさんが辞めてしまいました。
そのとき、リーダーが店長に人員不足について文句を言っているところを見てしまったので、「自分が出産にあたり退職したらさらに人手不足になるし、いい顔をされないだろうな」と思った私。妊娠報告をいつどのように言えばいいのか、ひとりで悩みを抱え込んでしまいました。
緊張しつつ伝えた結果…!?
パート先の人事のこともあるので、妊娠報告はできるだけ早くしようと思いました。妊娠3カ月を過ぎたので、まず店長に報告したところ、リーダーに言いづらければ店長から伝えてくれるとのことでしたが、自分で話すことにしました。
妊娠報告をしたら嫌な顔をされるのではないかと不安で緊張しましたが、リーダーに伝えると「おめでとう! よかったね!」と、とても喜んでくれたのです。
妊娠報告をしたあとは私の力仕事を代わってくれたり、コロナ禍だったため、お客さんが多くお店が忙しい日は、私が人と接触しないようにシフトから外すなどの配慮をしてくれました。また、リーダーをはじめ、他の同僚の方たちも先輩ママさんだったので、妊娠・出産の相談に乗ってくれてとても頼りになりました。
そして、退職する日に「一緒に働いてくれてありがとう。子育てが落ち着いたらいつでも戻ってきてね」というリーダーの言葉に、私はうれしくて思わず涙が……。ここで働いていてよかったと思いました。
妊娠報告は緊張しましたが、その後はパート先の方たちが親切にしてくれて、臨月まで働くことができました。まだ仕事の再開は決まっていませんが、今後もし職場に妊娠している人がいたら、自分がしてもらったようにサポートできるといいなと思います。
著者:堀川京香/30代女性・主婦。2020年生まれ、2022年生まれの女の子を育児中の2歳差姉妹ママ。生理不順を機に前職を退職。自身の経験を元に妊活・出産・育児について執筆中。
イラスト:ミロチ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています