息子のイヤイヤ絶頂期は、2歳前後でした。初めて経験するイヤイヤ期にとまどったものです。現在、息子は6歳。ふと振り返ってみて感じたことがあります。それはイヤイヤ期はしつけの練習期間でもあったこと。これからイヤイヤ期を迎えるママにお伝えしたいことをまとめました。
イヤイヤ期は親への練習問題かも
息子のイヤイヤ期は、2歳前後に始まりました。激しい自己主張は成長の証だと分かっていても、対応に困り果てることが多々ありました。
息子をチャイルドシートに乗せるだけで、「イヤー!」と体をそらして抵抗してきます。時間のない朝にイヤイヤ。「本当に勘弁して!」とイライラしたものです。ときが過ぎてみて思ったのが、イヤイヤ期はしつけの練習期間だということ。親になるための最初の課題だったのかもしれません。
親が価値観を見つめなおす時期でもある
休日の昼間にパジャマ姿のまま、食事のマナーなど、今どこまで教えるべきなんだろう。息子のイヤイヤにあうたび、自分の価値観が揺さぶられました。何もかも息子に教え込もうとすると、イヤイヤ場面が増えて大変だったように思います。
まず「ダメなものはダメ」と言えるものを優先にするべきだったのかもしれません。そのほかは「入園までにできたらよい」など、長期スパンで考えるのも方法だと感じています。
息子のことがかわいく思えなかった
心に余裕がなくなり、息子のことがかわいく思えませんでした。この気持ちを夫に伝えたところ、「悲しい言葉だね」と言われただけ。
たしかにそうなのですが、心に余裕がなくなるほど、大変な気持ちを理解してほしかっただけなんです。「こんなことを言っている私は母親失格?」と、そう悩んだ時期もありましたが、息子のことがいやになるのはきちんと向き合っている証拠だったんです。
育児にかかわっている親ほど「わが子のここがいや」という回答が多いそうです。それだけ、育児に取り組んでいる誇らしさがあるのではないでしょうか。ただ、疲れすぎて極端にいやなときは、子どもを預けて休息をとることも必要だと思います。 (TEXT:ママライター田中由惟)