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結婚式直前「ちょっとトイレ」そのまま消えた新郎⇒7年後「やり直さない?」元婚約者が戻ってきたワケ

結婚式を控えていた私と婚約者。でも、最近彼は残業や休日出勤を増やしているようで、すれ違いの毎日を送っていました。これも結婚式や新婚旅行のため! グッと堪えていました。

今日は待ちに待った結婚式。披露宴の後に婚姻届を出しに行く予定だったのですがーー。

結婚式当日の悲劇

結婚式前夜も彼は遅くまで仕事していたようで、帰宅は深夜。当日も疲れと緊張で、控え室の中を落ち着きなくウロウロしていました。その後、トイレに行くと言って控え室を出て行った彼でしたが、式の3分前になっても戻って来ません。「寝不足と緊張で倒れているかも?」と思って探してもらっても、どこにもおらず、スマホの電源は切られていました。

 

まさかと思い館内の防犯カメラをチェックすると、彼が建物を出て見知らぬ車に乗り込む姿が映っていました。しかもその車を運転していたのは、若い女性。彼の両親曰く、以前彼を裏切って行方をくらましていた元婚約者だそう。まるでドラマのような展開に、私は呆然としてしまいました。

 

結局、結婚式は中止。彼の行方もわからないまま婚約破棄となってしまいました。式の費用や慰謝料は彼の両親が支払ってくれたのですが、私にはモヤモヤした気持ちが残ります。

 

逃げられた悲しさをバネに…

駆け落ち騒ぎに大激怒したのは、その場に居合わせた義父の上司。「お前たちの育て方が悪いんだ」と責め、義父は会社にいられなくなってしまいました。しかし、結婚式をキャンセルした費用はすべて彼の両親持ち。結果、彼の実家は困窮してしまいます。

 

一方私は婚約破棄になった悔しさから一念発起! 今では人気カフェのオーナーになり、取材の依頼も後を絶ちません。

 

そんな7年後のある日、知らない番号から突然電話がかかってきたのです。

 

 

7年ぶりに再開した元婚約者

電話の相手は逃げた元婚約者。「もう一度俺たちやり直さないか?」と信じられないことを言いました。どうやらテレビで私を見て懐かしさが込み上げ、また一緒に過ごしたいと思ったのだとか。

 

「離れている間も忘れてなかったよ!」と元婚約者。私は「まぁ、そうね」と言い、会う約束を取り付けました。

 

そして迎えた約束の日。約束の場所には彼の両親も呼んでいます。久しぶりに会う息子を見るやいなや、両親は激怒。立て替えたお金を払うように言いました。しかし彼にそんなお金はありません。救いを求めるかのように私を見つめました。

 

元婚約者が連絡してきたワケ

「俺のことまだ好きなんだろ!? 忘れられなかったんだよな? もう許してくれるだろ?」

「え? 私があなたのこと好きだなんていつ言った?」と私。「だって今も私の心の中に俺がいるって……」と彼はうろたえています。彼のことを忘れていなかったのは事実でしたが、もしまた会えたなら、あの時の恨みを晴らしてやろうと常に考えていたのでした。

 

「結婚式の費用、7年分の利息をつけて返してもらうからな」とお父さん。今になって請求されると思っていなかった元婚約者は、慌てながら「払えるわけないだろ! こっちは金がなくて、あいつから巻き上げようと思って来たのによ!」と呟きました。

 

もちろん私が聞き逃すわけがありません。呼んでおいた弁護士を挟み、慰謝料をきっちりと請求したのでした。

 

どうやら結婚式から逃げた相手も既婚者だったよう。しかしついにバレてしまい莫大な慰謝料を請求されたところで、私のカフェが大盛況であることを聞きつけたのでした。もちろん反省などしておらず、私からお金だけ受け取ってまた逃げる気だったのです。

 

7年もの月日が経っても相変わらずのダメ男。結婚式当日に失踪したことは悲しい思い出ですが、こんな人と結婚しなくてよかったと心底感じます。人の不幸の上に成り立つ幸せはないと実感したのでした。

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