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「40過ぎは無理!若い女と再婚する」不倫夫から突きつけられた離婚届→私が喜んで受け入れたワケは?

現在40代の私は、20代のころに夫と結婚して間もなく娘に恵まれ、ささやかながらも幸せな家庭を築いていたつもりです。しかし、娘が生まれたころから夫の態度は徐々に冷淡になり、「専業主婦なんだから当然だろ」と言って、家事や育児をすべて私に押し付けるようになりました。

父親の冷たい態度や苦労する私の姿を間近で見ていたからか、娘は人の痛みがわかるやさしい子に成長。高校生になると、忙しい私を気遣って積極的に家事を手伝ってくれるようになり、娘の存在が私にとって唯一の心の支えとなっていました。

決定的な証拠、そして水面下の準備

一方で、夫の帰宅時間は日に日に遅くなっていました。家族3人で食卓を囲むことなど無くなり、娘も「最近、パパの様子がおかしいよね」と違和感を口にするほど。しかし、その頃の私はすでに夫への愛情が冷めきっており、「また飲み歩いているのだろう」程度にしか考えていませんでした。

 

ある休日、夫を家に残して娘と出かけたときのことです。忘れ物を思い出して私が一人で自宅に戻ると、夫の部屋から楽しげな話し声が聞こえてきました。

 

「あいつ、専業主婦のくせに要領が悪くてさ。メシもまずいし、本当にうんざりしてるんだ」

「それに比べて、○○ちゃんは若くてかわいいよなあ♡ 話しているだけで俺まで若返る気分だよ」

 

電話をスピーカーモードにしているのか、若い女性の甘えるような声も筒抜け。 怒りよりも先に、「やっぱり」という納得感がありました。私はその場で録音などの行動には出ず、静かに家を後にしたのです。

 

その日、私は心に決めました。「娘が高校を卒業するまでは、波風を立てずに我慢しよう」と。 しかし、ただ我慢するだけではありません。

 

私はその日から水面下で離婚の準備を始めました。生活費を切り詰めて探偵事務所に依頼し、夫の不貞行為の証拠を確実に集めていったのです。

 

 

夫からの離婚宣言!むしろ大歓迎♪

娘が無事に高校を卒業し、就職して一人暮らしを始めたころでした。夫が私の顔をまじまじと見つめ、嘲笑うようにこう言ったのです。

 

「お前、すっかり老けたな〜。やっぱ40過ぎたおばさんは無理だわ」

「今まで娘のために我慢してやってたけど、俺はもっと若い女と再婚して、人生をやり直したいんだ。お前とは性格も合わないし!」

 

夫は「性格の不一致」とでも言いたいのか、自分勝手な理由を並べ立てて離婚届を突きつけてきました。自分の浮気がバレているとは微塵も思っていないようです。

 

私は心の中でガッツポーズ。自分から切り出す手間が省けたからです。私は一瞬もちゅうちょすることなく署名し、「わかりました。今までありがとうございました」と笑顔で告げました。

 

私が泣いてすがるとでも思っていたのか、呆気にとられた表情をしている夫。私はその隙に荷物をまとめ、当面の間、娘の新居に身を寄せることにして家を出ました。

 

 

不倫夫の自業自得な末路

離婚届を提出して数日後、元夫から怒鳴り声で電話がかかってきました。

「おい! 弁護士から通知が届いたぞ! 慰謝料ってどういうことだ!」

 

私は離婚届を出す前から、探偵が集めた証拠をもとに弁護士へ依頼を済ませていたのです。離婚成立後、即座に慰謝料請求の内容証明郵便を送付してもらいました。

 

「不貞行為の証拠はすべてそろっているし、言い逃れはできないよ」

事務的にそう告げると、元夫は言葉を詰まらせました。

 

さらに、元夫には残酷な現実が待ち受けていました。 彼が結婚しようとしていた浮気相手は、実は結婚詐欺まがいの行為を繰り返している女性だったのです。これは探偵の調査報告書に付記されていた情報でした。

 

後から聞いた話によると、元夫は「妻と別れて君と一緒になる」と彼女に伝え、彼女の借金や生活費などを肩代わりしていたとのこと。しかし、元妻である私からの慰謝料請求によって余裕がなくなったと知るや否や、彼女は元夫の前から姿を消したようです。

 

結局、元夫は彼女のために作った借金と、私への慰謝料の支払いが重なり、経済的に困窮することになりました。

 

 

一方の私は、娘との穏やかな生活を楽しんでいます。社会人になった娘を家事面でサポートしつつ、私自身も久しぶりに仕事を始めました。 自分自身の稼ぎで好きなものを買い、おいしいものを食べる。そんな当たり前の幸せを噛み締めながら、充実した第二の人生を歩んでいます。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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