マンションのサイズは測ったのに!
わが家の双子用ベビーカーは、子どもが横に並んで座る横型のベビーカーです。幅を取らない縦型の双子用ベビーカーもあったのですが、新生児期から利用できるものが多い横型に。
購入前にマンションの玄関やエレベーターのサイズを測り、これなら大丈夫だろうというサイズを選んだつもりでした。しかし、自宅以外にも確認するべき場所があったのです。
初めてのお散歩で気づいたこと
子どもたちが生後1カ月を過ぎたころ、私はベビーカーで初めて散歩に行きました。途中、のどが渇いた私は最寄りのスーパーへ。そこで私は、「ここのスーパーの通路、よく見ると狭い。双子用ベビーカーは通れるけど、他のお客さんとすれ違うことができない」とようやく気づいたのです。
また、最寄りのコンビニは手動ドアで、いったんベビーカーから離れて両開きのドアを全開にしないと入れませんでした。近くの薬局や酒屋は、通路は広いけれど端々に商品がディスプレーされ、通れない場所も。近くのファミレスも、店内は広く1人用ベビーカーの利用者も多いものの、入り口が狭く双子用ベビーカーで入るのは困難で諦めることに。
横型はメリットもあるけれど…
横型ベビーカーは新生児期から利用できるものが多く、物もたくさん入るので助かります。2人が横に並んでいるので縦型に比べてお世話もしやすいです。
また、子どもたち同士でコミュニケーションをとることができ、縦型ベビーカーと違いどちらが前のシートに座るかケンカにならないといったメリットも。
しかし、横型ベビーカーは大きさゆえに行動を制限されることが多く、思うように動けないときがあると知ったのでした。
双子用ベビーカーは一般的なベビーカーより値段が高いため、金銭的な問題から買い替えませんでしたが、今思えばレンタルするという手もありました。レンタルならば、少し割高になりますが、子どもたちの状況に応じて横型から縦型へ変更することもできます。産後はどこに外出したいかなど、子どものいる生活をもっと具体的に想像してから購入すべきだったなと思いました。
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イラスト/ミロチ
著者:長谷川 なぎ
4回の体外受精の末に男女の双子を授かった、2児の母。営業事務やコールセンターのオペレーター、イベントスタッフ、工場ワークや物流会社での肉体労働など、学生時代からさまざまな職種を経験。現在は、多彩なジャンルでライターとして活動中。