お尻がニホンザルに!?
双子の息子たちの1歳の誕生日を目前に控えたある日のことです。その日は長男が珍しくおなかを下してしまい、何回もおむつを交換していました。
私は「いつもより緩いなぁ。胃腸炎かな?」くらいに思っていたのですが、5回目かのおむつ替えの際、お尻ふきでお尻を拭くと、信じられないくらい大きな声で長男が泣きだしました。
そして、身をよじって私から逃げようとするのです。びっくりして長男のお尻をよく見ると、いつの間にかニホンザル顔負けの真っ赤なお尻になっていたのでした。
シャワー→ガーゼ→軟膏
「完全に胃腸炎です」。
慌てて病院を受診すると、医師からそう告げられ、渡されたのは特大サイズの軟膏。そして、下痢をするたびにお尻をシャワーで洗い流し、ガーゼでやさしく拭いたあと、軟膏をたっぷりと塗るように言われました。
また、胃腸炎の際はお尻の皮膚が荒れやすいため、決してこすってはいけないとも言われ、私は長男の腫れあがったお尻を見て大いに反省したのでした。
お尻洗い地獄…!
それから長男のお尻をひたすら洗う毎日が始まりました。翌日には次男も発症したため、代わる代わる2人のお尻を洗って、軟膏を塗っての繰り返し。息子たちは昼夜問わずおなかを下し、洗った10分後に下痢をしてしまうことも。
結局、胃腸炎が治るまで1週間もかかり、気が付くと1日およそ20回、合計100回以上、2人のお尻を洗うこととなったのでした。
壮絶な1週間でしたが、次男は発症直後からシャワーで洗い流していたため、お尻がニホンザルにはならず、それが唯一の救いでした。たかが下痢、されど下痢。胃腸炎の恐ろしさを思い知った出来事です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師 松田玲子
イラスト/ミロチ
著者:木下うめ子
2018年生まれの双子ママ。自閉症の双子のサポートに日々奮闘中。管理栄養士の資格を持っており、食べることが大好き。