お菓子作りが趣味の私は、材料にもこだわって作っています。中でもプリンが好きで、日々味わいを追求。友人など周りの評判も上々です。時間があれば作っているのですが……。
私のプリンはどこに！？
敷地内同居で義母と暮らしているのですが、よく突撃訪問してきます。そして、私がお菓子を作っていると、それを食べたがるのです。食べるのはいいのですが、感想がいつも否定的。ウンザリしてしまいます……。
あるとき、私の友だちから高級な卵と牛乳をもらいました。プリンが好きな私は、もらった材料で早速作ることに。ですが、いつものように義母が来たら……と考え、休日前の真夜中に作ることにしました。失敗に気をつけて丁寧に作業し、冷蔵庫の上段の奥の方に入れて就寝。義母に食べられることはないと安心していました。
そして翌日、プリンを食べようとして冷蔵庫を開けるとそこにはなく……。義母が盗ったのではと思い、義実家に向かいました。
犯人からの頼みとは…？
義母はプリンを持ち出したことをあっさり白状。義母はプリンをすでに食べており、どうやらご近所にも勝手に配っていました。そしてなんと、「来週も配りたいから20個作っておいて」と言うのです。
義父の会社の社長夫人がプリンを気に入り、来週の会合の手みやげに持っていきたいからと頼まれたそうです。同じ材料はなかなか手に入りませんが、どうやら材料費は私持ち……。頭にきたのである作戦を考えました。
プリンを作っていたら人影が！
翌週、義母がプリンをもらおうと家に来たとき、プリンを作るのを忘れたふりをしました。そして、今から作ることを提案。夫が手伝っても手が足りないので、義母も参加するよう説得しました。
「指示通りに動いてくださいね？」と義母に言い、プリン作りがスタート。義母は文句を言いつつも私に従い、プリン本体は完成しました。ですが、まだカラメル作りが残っています。疲れ果てて「カラメルくらい市販のものでいいわよ」という義母。さらに、「社長夫人は味が分らない人だ。センスもないし……」など悪口を言い始めました。
そのとき、玄関のドアが開いて社長夫人が現れたのです！どうやら、お礼を言いにきたようでした。義母はすぐに態度を変え、社長夫人を招き入れます。ですが、先ほどまで言っていた悪口を聞いていたようで……夫人は怒り心頭。義母は「二度と話しかけないで！」と言われてしまいました。
この件以降、義父は会社での立場が悪くなり、そのせいか義母は大人しくなりました。私は安心してお菓子作りができるようになったので喜んでいます。
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自宅にいたとしても、外の人に聞こえる場所での悪口は慎んだほうがいいですね。口は災いの元！波風立てず、穏やかな日常生活を送りたいですね。
