夫はこれまで実家で自由な生活を楽しんでいた様子。結婚してからもまったく家事をせず、手伝ってほしいと頼んでもなにもしてくれません。それどころか、夫は私のお金の使い方に不満を持っている様子です。
妻の趣味に不満がある夫
実は、私はアニメのフィギュアを集めるのが大好き! 独身時代から大切に集め続けているコレクションを眺めるのが至福の時間です。結婚後も欲しいフィギュアがあると、数カ月節約して自分が働いたお金で時々購入しています。
そんな私に夫は「独り身だったら、もっと自由に金が使えるのになぁ~。妻ガチャ失敗したぁ~」とひどい言葉をぶつけてきます。
夫が妻のコレクションを……
ある日私が帰宅すると、コレクション部屋が空になっており、驚愕しました。なんと「お前をまっとうな生活に戻してやる!」と、留守中に大切なコレクションを全部捨ててしまったのです!
「え、なんでこんなことするの……」と夫に尋ねると、「いつまでも大人になり切れないお前のために、全部捨ててあげたんだよ」と答えました。私はコレクションの価値を夫に説明し、悲しみと怒りで泣き崩れました。
ダメ夫の勘違い
私は夫の行動に怒りと悲しみを感じ、離婚を宣言。夫は「ホントは離婚する気なんかないクセに」と余裕の表情で離婚届を渡してきました。どうやら夫は、自分の給料で私を養っていると勘違いしている様子です。
それから数日後、私は義両親を家に呼びました。夫が勝手に私のコレクションを捨てたことに憤る私は、夫へ「実は、私の給料はあなたの3倍よ」と真実を伝えました。
私の給料を知ると夫が働かなくなるのではと危惧した義両親が、秘密にしておくよう私に助言していたのです。離婚することで収入が大きく激減し、困るのは自分だと気づいた夫は青ざめます。
義父の裏の顔
逆ギレした夫は「父さんも母さんも、結婚したあともくだらないグッズ集めしているあいつが悪いって、理解できるだろ!?」と義両親に同意を求めると、義父が「フィギュアを冒涜するとはいい度胸だな!」と言い返しました。
実は、義父の趣味もフィギュアコレクションで、私とはもともと趣味の仲間だったのです。「お前は二度と俺たちの前に顔を見せるな! 1円だってお前に渡さん! 絶縁だ!」と夫は勘当されてしまいました。
その後、離婚が成立。私は、またフィギュアに囲まれて幸せな日常を送っています。実はフィギュアが捨てられたと分かって慌てて処理場に問い合わせてみたところ、まだ処分されておらずすべて無傷で残っていたのです。
趣味や興味は人それぞれ。人に迷惑をかけない範囲での楽しみを否定するなんて言語道断ですね。お互いの好きなことを認めあえる夫婦関係でありたいものです。