その後、小学校への入学前から予約していた発達検査を受けたものの、診断名はつかず、常同行動(※)やこだわりなどに関しては「年齢とともに緩和してくることもあるので、様子を見ましょう」とのことでした。
(※)常同行動:一見すると目的もなく、一定の行動(動作)を繰り返すこと
とはいえ、実際にいろいろなことが原因で登校しぶりが起きているため、今現在、どう対応すれば良いのかが知りたかったねこじまさんは、悶々とした気持ちを抱えることに。
登校しぶりが悪化していくまっちくんに対して、心の余裕もなくなり、感情的になってしまうことも増えていきました。
そして、夏休み前の懇談で……。
息子の本心がわからない…!
学校生活についてのアンケートで、まっちくんは「学校生活は楽しい」にマルをつけていたとのこと。他の質問も、ねこじまさんがまっちくんから聞いていた話とは真逆の回答でした。
「いろいろ聞かれたり言われたりするのが面倒くさいのか、まっちは妙に真面目なので、『楽しくない』にマルをつけてはいけないと思ったのか。真相は本人しかわかりません」と、ねこじまさんも戸惑います。
SNSのコメント欄には、
「子どももいろいろ考えて、本音とは違うこと言ったり、空気を読んだりしますよね。そのぶん、おうちではさらけ出しているのかな」
「大人にいろいろ聞かれたり、気を使われたりするの恥ずかしいのかも」
「大人からの反応を予測して、本音と裏腹の回答をしていたとしたらすごい!」
など、「大人の反応を予想して答えているのでは?」といったコメントが寄せられました。
きっとまっちくんは、周りのことをよく観察しているからこそ、繊細で心やさしいのでしょう。子どもは大人が思っている以上に、周囲の状況を把握しているのかもしれませんね。