実母から聞いたまさかの本音
息子が生まれてしばらくは、母のほうから「次はいつ来るの?」「いつでもおいでね!」とよく連絡がきていました。息子も母のことが大好きで「おばあちゃんとお風呂に入る!」「おばあちゃんと寝る!」などと言い、母も「いいよー!」とうれしそうでした。また、ワンオペ育児中の私にとって定期的な帰省は、体調を整えたりリフレッシュしたりと、体と心の疲れをとる大切な時間でもあったのです。
ところが5年ほど経ったとき、帰省の回数を減らしてほしいと言われたのです。最初は理由を教えてくれず「なんとなくね」と言うばかり……。
実母が帰省を減らして欲しいと言った理由
帰省を迷惑に感じていたのかとモヤモヤしたため、何度も聞いたところ「負担があるのは正直なところ。私も歳をとってきたから子どもの相手が疲れるのよね。たまに少し会うのはいいんだけど、泊まるとなると布団の準備や洗濯物が増えるなど大変なのよ」とのことでした。
私はハッとしました。私自身がワンオペ育児で家事・育児の大変さを痛感しているにもかかわらず、帰省したときの母の負担なんて考えてもいなかったのです。「孫にたくさん会わせられて、親孝行できている」とさえ思っていました。
母も、孫のことがかわいいのは本心なので、このようなことを言うのは躊躇したそうですが、私が何度も聞いたので気持ちを伝えてくれたのです。
私は母の気持ちを聞いて深く反省しました。以来、私は泊まりで実家へ行く頻度を減らし、泊まったときも自分たちの洗濯物は持って帰るなど母の負担が重くならないように気をつけています。最近は母から「またお泊りきてね」と快く言ってくれるようになりました。実母でも甘えすぎることなく、帰省を楽しみたいと思います。
著者:海原えめ/5歳息子と0歳娘を育てるアラフォー母。2児のワンオペ育児に奮闘する毎日。サービス業で働きながら、幼児食インストラクターとして活動している。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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