娘が選ぶ色を否定する義母
娘は青色が好きなので、ランドセルも自分が好きな青系の物を選ぶことに。しかし、「これにする!」と娘が青色のランドセルを抱きかかえているのを見て、義母は「女の子なんだから青色のランドセルなんて恥ずかしいわ! 絶対後悔するわよ。ほんっと後先考えない子ね」とネチネチ文句を言ってきたのです。娘は義母に反対されるとは思っていなかったようで、下を向いてしょんぼり。
「じゃあこれにする」と紫色のランドセルを娘が選ぶと、今度は「なあに? 別にそれでもいいけど、紫なんて中途半端で気持ち悪くない?」と義母はまたブツブツ。義母が認める色を選ばなければならないのはおかしいと思った私は「大丈夫だよ、青が好きなら青にしよう」と娘をフォローします。しかし「女の子は赤かピンクよ! 青色のランドセルを買うならお金は出してあげないわよ」と財布を手にしている義母が口を挟んできました。するとすかさず夫が「じゃあ俺らで買うから、好きな色選んでいいよ」と娘に言ってくれたのです。お金の話をすれば私たちが言うことを聞くと思っていたらしい義母は、夫の発言に焦ったのか、「いいわよ。私が買ってあげるから!」と前言撤回していましたが、夫は「あとで文句言われても嫌だから、俺らで買うよ」と言い放ち、娘は無事青色の素敵なランドセルを手にすることができました。
娘の好みにおとなげなく口を挟んでくる義母にあ然としましたが、夫のおかげで気持ちがスッキリ。私自身も無意識に「女の子だからこう」「こっちのほうがいい」と娘の意見を潰してしまわないように、気をつけていこうと思った出来事です。
著者:松下芽生/20代・ママライター。2歳と6歳の女の子を育てるママ。子どもが寝たあとに、お菓子を食べながらゆっくりとネットショッピングをするのが至福の時間。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)
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