「でも俺、子どものころに宿題やった覚えねぇし」——。
夫の意外な一言に目からウロコのオニハハさん。は、「宿題をやる意味」について考え始めます。
必死に説明してみたけれど…
「ちゃんと説明できる自信ないな……」
オニハハ。さんは「宿題をする理由」について検索。大量の宿題を前にやる気をなくしそうなイチくん本人にも、同じ質問をします。
「勉強しないとバカになるからでしょ。俺、バカだもん」
「イチはバカじゃないよー!! テストだって、いい点取れてるし!」
オニハハ。さんは沈んだ表情を浮かべるイチくんを目いっぱい励ましながら、宿題をする理由を伝えます。
しかし、イチくんの表情は曇ったまま……。
「わかった、頑張る!!」
オニハハ。さんの必死さに根負けしたのか、一度は机に向かったイチくん。しかし、やる気も長くは続かず、数分後には力尽きてしまいます。
イチくんを奮起させるべく、宿題をする理由について、オニハハ。さんは自身の後悔やイチくんの未来も交えながら説明しますが……
「お母さんは大学行ったの? じゃあ、俺も行かない」
大学に進学していないオニハハ。さんは、完全なる図星。
それでも宿題をすることの先にあるメリットを語り続けますが……
「勉強していなくても、お父さんもお母さんも、今、幸せそうだもん!」
オニハハ。さんの頑張りもむなしく、イチくんは満面の笑み。説得するどころか、むしろ複雑な気持ちになってしまうのでした。
宿題をする理由、大人でも戸惑ってしまう質問ですよね。
子どもに宿題をさせることは、大人にとっても大きな苦労。すると、ついつい隣の芝が青く見えそうなものですが、宿題があるのは他国も同様の様子。国際的な学力調査団体によれば、調査に参加した60以上の国と地域のすべてに宿題が課されていたとか。
宿題に取り組ませることへの親の悩みは、もしかすると万国共通なのかもしれません。