結婚して妊娠をすると、うれしい反面、果たして出産にかかる費用はどれくらいなのかと、誰しも不安に思うものですよね。今回は、そんな不安を持つ方々の参考に、現役ママである私も利用した助成制度と、出産にかかった費用の概算をお伝えします。
出産前にかかる費用はどれくらい?
受診する産院によって違いはありますが、妊娠した際の初診は、諸検査費用が15,000円前後かかります。妊娠が確定し、母子手帳が発行されれば、妊婦健診補助券が利用でき、受診の自己負担額は毎回0~5,000円程度。
そのため受診する産院によっては、初診のみの費用で済む場合もあれば、妊娠健診で総額50,000円程度かかる場合もあります。私の場合、毎回プラス3,000円ほど支払っていました。
出産時にかかる費用は?
妊娠・出産は、基本的に保険の適用外です。しかし、加入している保険会社から、「出産育児一時金」という助成制度を受けることができます。
私が2008年に長女を出産した際は、38万円ほどだった出産育児一時金。2018年現在は、42万円が支払われます。出産にかかる費用は、産後の入院費を含め、40万~50万円が多いので、ほぼ全額、出産育児一時金でまかなえると言ってよいでしょう。
里帰り出産でも制度を受けられる?
私は2回、出産を経験しましたが、2回とも里帰り出産をしました。各市町村によって違いがあるため、あらかじめ確認が必要ですが、私の場合、妊婦健診費はいったん窓口で全額支払い、保険証に記載のある市町村で申請。3カ月後くらいに払い戻しを受けることができました。
出産育児一時金については、直接産院に支払ってもらう申請をしておいたので、長女のときに1~2万円程度の差額を支払うだけでした。
今は妊婦健診や出産費用に対する助成制度が整っています。母子手帳受け取り時に、役所で説明があるので、疑問がある場合はその際に確認しておくと安心ですね。(TEXT:ママライター石原みどり)