1カ月ほど予約を待ち、やっと心療内科を受診することに。
心療内科へ行くと、まず「木を描いてください」と言われました。これはバウムテストというもので、子どもの精神状態が反映される心理テストです。
予約していたものの、院内は混雑しており1時間以待つことに。そうこうしていると、やさしそうな先生がやってきてやっと、診てもらえるようになりました。
「おたくのお子さんは…」医師の診断は?
医師から「好きな遊びは?」と聞かれ、いとちゃんは「鬼ごっこ!」と答えるなど、何気ない会話が続きます。いとちゃんとの会話が終わると、次はママに質問が。普段のいとちゃんの様子を聞かれ、「かんしゃくがひどくて、あとは夜も眠りが浅いです」と話しました。
いとちゃん、そしてママの話を聞いた上での医師の診断は「発達など特に心配はいらないと思います」とのこと。「運動も得意そうで、むしろ発達は早いほうですね」とも言われたのです。「4歳くらいの子どもではかんしゃくを起こすし、そこまで心配しなくていい」という診断でした。また、発達検査についてはあまり必要がないとのことで、今回は見送ることに。
かんしゃくに対して使用できる漢方と、むずむず脚症候群への対処法として鉄剤を処方されました。先生から「今後、何か気づくことがあれば発達検査もできますので、ひとりで抱え込まず相談しに来てくださいね」と温かい言葉を声をかけてもらい、ホッとしたママでした。
「ひとりで抱え込まないでください」というやさしい言葉をもらうだけでも、救われますよね。かんしゃくの頻度や落ち着きのなさの程度は人それぞれ異なり、悩んでしまう度合いも違います。「気にしすぎ?」「まだ我慢できる!」など自分だけで判断や解決しようとせず、病院を受診するのもひとつの手かもしれませんね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※甘麦大棗湯(カンバクタイソウトウ)について
心身の興奮状態を鎮めて、不安定な状態を改善させる働きがあると考えられています。子どもの夜泣き、ひきつけ、興奮、不眠、不安などの症状があるときに、処方されることが多いです。比較的甘い味なので、子どもでも飲みやすいと言われています。
※むずむず脚症候群について
むずむず脚症候群は、夜間覚醒や不眠症を引き起こす痛みをともなう脚の感覚異常です。 足や手に不快感が現れ、症状を抑えるために、こすったり、叩いたりすることがあります。鉄分不足(貧血)、神経伝達物質の機能低下、全身疾患、薬剤の副作用、まれに遺伝性などが原因だと考えられています。子どもの場合、不快感や症状をうまく伝えられないため、ぐずってしまうことがあります。
※むずむず脚症候群と鉄剤について
むずむず脚症候群の原因のひとつとして、鉄分の不足が挙げられます。そのため、鉄不足を解消するために鉄剤が処方されることがあります。鉄剤を飲む前には鉄欠乏があるか検査することがあり、鉄欠乏の診断は赤血球の大きさや大小不同を見たり、フェリチン値で診断したりします。症状が軽い場合は鉄分が豊富なレバー、ホウレンソウなどを積極的に取りいれ、マッサージをおこなうようにしましょう。
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