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弟「毎日息子を預けるなんて非常識!」私「うちは娘だけど?」→弟嫁が預かっていた子どもは実は…!?

工場勤務の夫、1歳になったばかりの子どもと3人暮らししている私。平穏な日々を過ごしていましたが、ある日突然弟から「もううちに子どもを預けないでくれ!」と連絡が来て……?

怒り心頭の弟から来た「毎日うちに子どもを預けるなんて非常識だ!」というメッセージ。私は身に覚えがありません。

 

その子は誰?

「保活失敗は同情するけどさ、結婚して半年の弟夫婦に預けるなんて考え、よく思いつくよな」「うちの嫁が専業主婦だからって、都合よく使うなよ!」とかなり腹を立てている様子の弟。

 

しかし、うちの子どもは保育園に預かってもらっていますし、何より義妹に預けたことは一度もありません。何か行き違いがあったのではないかと尋ねても、「嘘をつくな!」と一蹴されてしまいました。

 

私がいくら義妹と話し合うように言っても、耳を貸さない弟。「次また子どもをうちに預けたら許さないからな!」と捨て台詞を残し、一方的にやり取りを切り上げられてしまいました。

 

――その後。

 

私は事情を聞くために、義妹に連絡しました。すると、「迷惑かけてごめんなさい……」と意外にもしおらしい態度の義妹。

 

義妹によると、保活に失敗した友だちの子どもを春から預かっているとのこと。「なんで私の子どもを預かってるって嘘をついているの?」と尋ねると、「いろいろと事情があるんですよ!察してくださいよ!」と逆ギレ。

 

濡れ衣を着せられて、弟に怒られた私は納得がいきません。「ちゃんと弟に事情を話して!こちらも迷惑なのよ」と言うと、「義姉さんが余計なことを言わなければいいんですよ!友だちの子どもだってことは絶対に秘密ですからね!」となぜか私が言いくるめられてしまいました。

 

私の子どもは女の子​

翌日――。


またも怒り心頭の弟からメッセージが来ました。

 

「うちの嫁が気にいらないから今日もギャン泣きの赤ん坊を預けたのか?」「大企業で働く俺と違って、稼ぎのしょぼい夫を持つと大変だなw男として情けなさすぎw」

 

私を悪く言うのは勝手ですが、毎日汗水たらして働いている夫を馬鹿にするのは、いくら実の弟であっても許せません。

 

「弟嫁に毎日息子を預けるなんて非常識だ!」

「貧乏夫婦のガキなんてもう二度と我が家では預からないからな!」

「私の子は娘なんだけど」

「え?」

 

今弟の家にいるのは男の子のようですが、私の産んだ子どもは娘なのです。まったく私の話を聞かず、勝手に勘違いしていた弟は呆気にとられたようでした。

 

「あ、あれ……?まさか、本当にあの子どもは姉ちゃんの子どもじゃないの……?」と急に勢いを失った弟を、「ちゃんと夫婦で話し合いなさい」と諭しました。

 

男の子の正体

数時間後――。

 

「あの子ども、本当に姉ちゃんの子どもじゃなかった!!」と弟からメッセージが届きました。何をいまさら、とも思いましたが、「友だちの子どもなんだってね」と返すと、弟は「はぁ?あいつ、姉ちゃんにはそんな嘘をついてたのか……」とうなだれた様子で、事の顛末を語り始めました。

 

弟夫婦の家にいた男の子は、義妹が産んだ子どもだったそう。しかも父親は弟ではなく、元彼のようです。弟と婚約してからも、元彼と何度か会ってことに及んでいた義妹。その時にできた子どもが、その男の子なのでした。少し前まで単身赴任だった弟は、義妹の出産に気が付かなかったのです。

 

あまりの落ち込みように思わず「も、もしかしたらあなたとの子どもって可能性も……」と言うと、「絶対俺の子どもじゃない……」と返してきた弟。弟は結婚するまで義妹とそういった行為には及んでいなかったようで、どう考えても計算が合わないとのこと。

 

「嫁の元彼との子どもを育てるなんて無理だ!姉ちゃん助けてよ!」と弟は半泣き。しかし、濡れ衣を着せられて罵倒され、挙句の果てに夫まで蔑まれた私の怒りはおさまりません。弟としては、離婚したいけれど、半年前に同僚や上司からお祝い金をもらったばかりで、こんな理由で離婚したなんて恥ずかしくて言えないと狼狽えている様子。

 

「同情はするけど、ぶっちゃけもう関わりたくないのよね」「あなたたちが私たち夫婦をどんな目で見てるかわかったし、今更謝られても許す気はありません」ときっぱり告げると、弟はすごすごと引き下がりました。

 

翌日――。

 

今度は義妹から突拍子もないメッセージが届きました。

 

 

「お義姉さんがごまかすのに協力してくれなかったからバレちゃったじゃないですか!」「特別に1000万払いますから、責任取って私の子どもを育ててください!」

 

私に責任転嫁したうえに、子どもを引き取らせようなんて……。思わず頭を抱えました。

 

そして、「1000万円!?」驚いていた私に、義妹は「うふふw やっぱりお金には飛びつきましたねw 稼ぎの少ない旦那さんだと生活が大変ですもんね!」とニヤつきました。

 

「あなたたち夫婦は私の夫のことを貧乏だと見下しているようだけど、夫はけっこう稼いでいるのよ?工場経営を任されているし」「世帯の年収は昨年は4000万になったかしら」「そもそも自分の子どもを他人に押し付けようだなんて信じられないわ」と私が言い返すと、義妹はしどろもどろ。

 

「貧乏人だって聞いてたのに……!このままじゃ離婚されちゃう!」と悔しがる義妹に、「これ以上面倒ごとに巻き込まないでね、私たちには私たちの暮らしがあるから」と言って、私は義妹の連絡先をブロックしました。

 

その後――。

 

 

私の両親に聞いたところによると、弟と義妹は離婚。嫁に裏切られていたショックで弟のプライドはぽっきり折れて、今は引きこもりがちになってしまったようです。義妹と浮気相手の子どもは義妹が実家で両親と育てているのだそう。私は努力家の夫を支え、娘の成長を見守りながら穏やかに暮らしています。

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